【ルマン24時間】スタート18時間経過…ポルシェ、3年連続優勝に向け1号車がトップ快走

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2017ルマン24時間レース
2017ルマン24時間レース 全 14 枚 拡大写真

現地時間の17日15時にスタートした2017年のルマン24時間レースは、開始18時間を迎え全体の4分の3を消化。引き続き1号車ポルシェがリードしている。

今年はナイトセッションに様々なアクシデントが発生し、夜明けまでに3度のセーフティカーが導入。またスタートから8~10時間のタイミングで、ここまで快調だったトヨタ勢が相次いでトラブルに見舞われ脱落。これにより、No.1ポルシェ「919ハイブリッド」の独壇場となっている。

それでも、3人とも優勝経験があるだけに、後続とは大きな差があるにしても、集中力を切らさずに着実に周回。特にアクシデントが起きやすい深夜から明け方のスティントはルマンを3度優勝しているアンドレ・ロッテラーが担当していた。

またニール・ジャニ、ニック・タンディもペースを落とし早くも着実にゴールを目指す方向にシフト。また、序盤はギアトラブルで大きく後退した2号車ポルシェも総合10番手まで挽回。このペースでいけば、終盤に総合2番手に浮上してきそうだ。

このまま行けば、ポルシェ陣営の3年連続優勝も確実と思われているが、今年は例年以上に気温が高く、ゴール直前(現地時間の正午~午後)には気温32~33度まで行くと言われている。想定外のコンディションとなれば、トラブルが出る可能性も少なくないため、彼らにとってもまだまだ気を緩めることができないラスト6時間となった。

そして、ナイトセッションで悪夢に見舞われたトヨタ勢だが、8号車がまだ周回を重ねており、18時間経過時点で総合14番手まで挽回。大逆転優勝の確率はかなり低いものになっているが、最後まで諦めずに3人のドライバーがサルトサーキットを果敢に攻めている。

また、LMP2クラスで平川亮が乗り込むNo.22 G-DRIVEは序盤から度重なるトラブルに加え、朝方にインディアナポリスコーナーでクラッシュ。またしてもピットで修復作業を強いられたが、現在はピットアウトし、平川がステアリングを握って追い上げている。

LMGTE-Amクラスで澤圭太が乗り込むNo.61クリアウォーターレーシングのフェラーリ『488GTE』はクラス5番手(総合35位)、加藤寛規が乗り込むNo.60クリアウォーターレーシングのフェラーリ488GTEは、トラブルやアクシデントがたび重なり、クラス13番手(総合43位)。こちらも、引き続きチェッカーに向けて終盤戦に臨んでいる。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  5. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る