マツダの開発スタッフが語る、実車とRCカーとの共通点とは?

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M-07 CONCEPTとデミオ、ロードスターのボディ
M-07 CONCEPTとデミオ、ロードスターのボディ 全 10 枚 拡大写真

タミヤは電動RCカーの新型シャシー「M-07 CONCEPT シャーシキット」の発売に先がけてメディアミーティングを開催。マツダからは『デミオ』と『ロードスター』の開発主査がゲストとして登場した。

ミーティングは6月16日にタミヤ掛川サーキットで開催。デミオの開発主査を務めた野間幸治氏(現商品本部長)と、ロードスターの開発主査兼チーフデザイナーを務めた中山雅氏の2名がゲストとして登場し、トークを展開した。

これはタミヤの「Mシャーシ」用ボディにデミオとロードスターがあること、そしてこのシャシーとボディを使用するレース「MAZDA Championship」が、「タミヤグランプリ全日本選手権」で開催されていることによるもの。このレースには参加できないものの、マツダ車としては『サバンナRX-7』のボディもある。

自分の担当車種がRCカーにもなったことについて訊かれると「RCカーのいちファンとして、とても嬉しく思います。手軽に楽しめるMシャシーと同じように、実車のデミオでも楽しんでもらえれば」と野間氏。

また中山氏は「NA(ユーノスロードスター)はプラモデルにもRCカーにもなりました。ですからND(現行ロードスター)も、同じように製品化されることが悲願でした」と喜びを語った。

また野間氏はM-07 CONCEPTについて「ちょっと走らせただけで、すぐに(前モデルの)M-05とは違う車のように感じた。安定感がある」と評価。さらに、実車とRCカーには共通点があるという。

「マツダは、乗る人が気持ちよくなれるようシャシーを作り込んでいる。だからMシャーシはマツダのクルマ作りにも通じるところがありますね。シャシー剛性を上げて安定感を高めるというのは、実際のクルマづくりとまったく同じ。自動車のエンジニアは全員、RCカーを操縦してみてほしいと思うくらいです」(野間氏)。

「自分のような初心者でも、ちゃんと走らせられるのはシャシーのおかげ」と中山氏。ちなみに、前輪駆動シャシーにロードスターのボディが載せられることについて尋ねたが、これは気にならないという。「楽しく走らせられることが大事」とのことだった。

《古庄 速人》

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