ZF、次世代モジュラー式リアアクスル発表…電動車両向け

エコカー EV
ZFのmSTARS
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ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは6月22日、電動車両向けの次世代モジュラー式リアアクスル、「mSTARS」を発表した。

mSTARSとは、モジュラー・セミ・トレーリング・アーム・リア・サスペンションの略。EV、ハイブリッド車、燃料電池車、さらには従来の4WDモジュールなどと組み合わせて使用することができる。

mSTARSは、ドライブトレーンとシャシー技術をひとつのシステムに結合し、非常に省スペースなのが特徴。これは、独特のインテグラルリンクデザインに、独立したスプリングおよびダンパーを組み合わせた効果。これにより、ZFの電動パワートレインが、mSTARSシステムのアクスルに余裕で収まる。

コンパクトかつパワフルな150kwドライブユニットは、電動モーターだけでなく、ギアドライブ、ディファレンシャル、パワーエレクトロニクス、制御ソフトウェアを内蔵。ZFによると、大量生産車両プラットフォームの電動化が容易に行えるという。

ZFは、このmSTARSを、EVコンセプトカーの『Vision Zero Vehicle』に搭載。ZFの車両シャーシ技術部門、Holger Klein責任者は、「Vision Zero Vehicleは、自動車メーカーがいかに早く高性能なEVやハイブリッド車を生産するのに役立つかを実証している。このシステムは自動車メーカーに、ひとつの自動車プラットフォームを変形させることで、さまざまな市場要件に対応する機会を提供する」と述べている。

《森脇稔》

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