アドヴィックスは、新たに開発したブレーキパッド「サステナ(新環境規制対応)パッド」が、新型マツダ『CX-5』に採用されたと発表した。
■開発の背景
欧州連合(EU)が定める自動車の新環境規制「Euro 7」では、排気ガスに加えてブレーキ粉塵も規制の対象となる。走行中にブレーキから発生する粒子状物質(PM10)が規制値として設定されており、ガソリン車(ICE)は2026年から7mg/km以下、2035年からは3mg/km以下が求められる。電気自動車(EV)は2026年から3mg/km以下が適用される。
アドヴィックスが主力とするノンアスベスト(NAO)材は環境負荷が低い素材だが、欧州で広く使われているロースチール材と比べると制動力に課題があった。同社はこの課題を解決するため、規制値のクリアと高い制動力の両立を目指して開発を進めてきた。
■製品の特長
サステナパッドは、石綿(アスベスト)や銅を含まないNAO材をベースに、耐熱性に優れた有機材・無機材・セラミックなどの配合比率を高めることで、環境規制値を満たしながら高い制動力を実現した。
開発にはAIを活用した配合パターンのシミュレーションも取り入れ、多くの試験評価を経て製品化に至った。
アドヴィックスは今後も、電動化や環境規制への対応に向けて、顧客視点での迅速なソリューション提供を続けるとしている。




