【実践! サウンドチューニング】ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析 その6

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
クラリオンMAX777W
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カーオーディオの楽しむべき1要素である「サウンドチューニング」について、そのノウハウを解説している当コーナー。現在は、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」と題し、各タイプのチューニング機能の状況をご紹介している。

先週は、「AV一体型ナビ」に搭載されている“オートチューニング機能”についての解説の前編をお届けした。取り上げた機種は、カロッツェリアの『サイバーナビ』だ。今週はそれに引き続いて、クラリオンの「AV一体型ナビ」にフォーカスする。

実はクラリオンの「AV一体型ナビ」も、“オートチューニング”が可能だ。クラリオンの「AV一体型ナビ」の現行モデルはすべて「スマートアクセス」に対応しているのだが、これによってナビ画面での操作が可能となるスマホアプリを活用することで、“オートチューニング”が行えるようになるのだ。

ちなみに、「スマートアクセス」に対応しているアプリのラインナップはなかなかに多彩。ものによってはクラウドのサーバとも連携して、リアルタイムの豊富な情報を活用しドライブの快適性をサポートする、というものもある。

その「スマートアクセス」に対応したアプリの1つに、『Intelligent Tune App』というものあり、その機能の1つである『Smart EQ plus』を活用すると、車内の音響特性を自動チューニングできるのだ。

使い方は非常に簡単だ。当機能を使ってクルマのスピーカーから信号を出力し、それをスマホで測定することで自動でEQがチューニングされる。その結果をナビ本体に書き込むことで、ナビ本体で再生するすべての音源にチューニング結果を適用できる。

なお、『Intelligent Tune App』にはほかにもさまざまな機能が盛り込まれている。例えば、ヴォーカルの質感と前方定位を保持しながら、音源から抽出したサラウンド成分によって臨場感溢れる音場を創出するという、『バーチャルステージエンハンサー』や、音質や臨場感を損なうことなく、ヴォーカルの定位を任意の位置に調整することができる『ヴォーカルイメージコントロール』などなど、クラリオン独自のノウハウがふんだんに注入されている。

クラリオンの「AV一体型ナビ」を手にしたら、当アプリはぜひとも使いたい。

さて、今週はここまでとさせていただく。次週も注目すべきチューニング機能を有した「AV一体型ナビ」をご紹介していく。お楽しみに。

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その6

《太田祥三》

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