VWとエヌビディア、戦略的提携---人工知能の開発強化

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フォルクスワーゲンは6月27日、米国に本拠を置く画像処理用半導体(GPU)メーカー、エヌビディア(NVIDIA)と戦略的提携を締結すると発表した。

画像:フォルクスワーゲンSEDRIC(参考)

今回の戦略的提携は、人工知能(AI)の開発の強化が目的。フォルクスワーゲングループは将来のデジタル化については、引き続き人工知能の開発を重視。フォルクスワーゲンのデータラボでは、IT専門家がディープラーニング技術を駆使して、高度なAIシステムを開発している。

ディープラーニングは、非常に効果的で信頼性の高いパターンの識別を可能にする機械学習の特別な方法。ディープラーニングによって、これらのパターンから、意思決定と予測が可能になる。高性能なコンピューターには、ディープラーニングが不可欠とされる。

フォルクスワーゲンのデータラボでは、専門のエンジニアが、企業プロセスやモビリティサービスの分野において、ディープラーニングの可能性を模索している。その一例に、都市の交通の流れを最適化するための新しいシステムがある。フォルクスワーゲンによると、先進のAIシステムは、インテリジェントな人間協調型ロボットなどの開発の前提条件のひとつになるという。

フォルクスワーゲングループのMartin Hofmann チーフインフォメーションオフィサーは、「人工知能はフォルクスワーゲングループのデジタルフューチャーの鍵。高性能AIシステムを開発し、導入したいと考えている。エヌビディアとの提携は、大きな一歩になるだろう」と述べている。

《森脇稔》

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