日産、クラウドベースの新プラットフォーム採用…物流や営業を効率化

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キナクシス(Kinaxis)の公式サイト
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カナダに本拠を置くキナクシス(Kinaxis)は6月28日、あらゆる部門などで同時並行して計画を策定し、サプライチェーン全般にわたるエンドツーエンドの可視化を実現する同時並列プランニングプラットフォーム「RapidResponse」が、日産自動車に採用されたと発表した。

キナクシスは、クラウドベースのSCM(サプライチェーンマネジメント)やS&OP(セールス&オペレーションプランニング)アプリケーションを開発。同時並列プランニングプラットフォームとは、RapidResponse特有の高速シミュレーション機能やコラボレーション機能を用い、地域や組織をまたがった関係者間でリアルタイムにシミュレーション結果を効率良く共有し、タイムリーな合意形成を図り、同時並行で計画を策定することを可能にするソリューション。同プラットフォームにより、サプライチェーンに関わるデータ、プロセス、人の連携を図り、意思決定サイクルを大幅に短縮できる。

RapidResponseは、あらゆるプランニング機能の強固な連携とアライメントを通じてS&OPの効果を高め、一貫した企業のオペレーションパフォーマンスの向上に貢献する。RapidResponseの導入により、常時変動する条件に対してダイナミックに需給のバランスを調整し、コラボレーションを通じて企業の財務目標達成に向けて、最適な販売計画やオペレーション計画の選択が可能になる。

キナクシスのRapidResponseが日産自動車に採用されたのは、グローバルビジネスを展開する自動車メーカーの日産が直面する競合や複雑さが増すビジネス環境において、同プラットフォームがプランニングおよび意思決定の精度とスピードを高め、より効率的なオペレーションを実現できると判断されたため。

キナクシスのJohn Sicard CEOは、「RapidResponseが、日産のサプライチェーンプランニングシステムとして採用されたことを、非常にうれしく思う。RapidResponseは、製造業者向けの強力な同時並列プランニングプラットフォームであり、効果的な需給バランスを決定することで、変動の激しい環境下においても、企業の業績向上を達成できるように支援していく」と述べている。

《森脇稔》

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