【実践! サウンドチューニング】ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析 その7

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ダイヤトーン サウンドナビ・NR-MZ200
ダイヤトーン サウンドナビ・NR-MZ200 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオを良い音で聴けるか否かの分かれ目ともなる「サウンドチューニング」について、そのノウハウを多角的に解説している当コーナー。現在は、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」というテーマでお贈りしている。

今週は、三菱電機の『ダイヤトーン サウンドナビ・NR-MZ200』をフィーチャーする。『ダイヤトーン サウンドナビ』は、通常のAV一体型ナビとは一線を画す、特別な存在だ。特別たるゆえんは、ズバリ、「サウンドチューニング機能」の優秀性にある。そこのところを掘り下げてご紹介していこうと思う。

なお、『ダイヤトーン サウンドナビ』には、スタンダードモデルとプレミアムモデルがある。今回は、スタンダードモデル『NR-MZ200』にフォーカスする。

さて、当機の「サウンドチューニング」機能がどのように優秀なのかというと…。実は、「イコライザー」については“普通”だ。当機の「イコライザー」は“10バンド”タイプ。AV一体型ナビの上級機の中には、“13バンド”タイプを備えている機種も少なくないので、むしろ、若干バンド数は少な目である。

しかし…。「タイムアライメント」については、他のAV一体型ナビとは完全に別物だ。というのも、『NR-MZ200』に搭載されている「タイムアライメント」は、ダイヤトーン独自の、“マルチウェイタイムアライメント”。通常の「タイムアライメント」との“決定的な違い”を有している。

“決定的な違い”とは、トゥイーターとミッドウーファーのchを分けずとも、それぞれに対して個別に「タイムアライメント」を掛けられる、というところ。通常、トゥイーターとミッドウーファーを個別にコントロールしようと思えば、それぞれを別chに分けなくては制御できない。しかし“マルチウェイタイムアライメント”では、トゥイーターとミッドウーファーの信号を個別にコントロールしながらも、同一chの中で扱えるのだ。

結果、スピーカーが純正のままであっても、「タイムアライメント」を詳細に運用することが可能となり、ナビを換えただけでもステレオイメージを正確に再現できるようになるのだ。

今週はここまでとさせていただく。次週も引き続き、『NR-MZ200』についての解説を続けていく。乞うご期待。

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その7

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る