ルノー、仏オクタルと合弁設立…自動運転向けソフトを開発

自動車 テクノロジー ITS
仏オクタルのルノー向け自動運転シミュレーション
仏オクタルのルノー向け自動運転シミュレーション 全 1 枚 拡大写真

フランスの自動車大手、ルノーグループは7月5日、オクタル(OKTAL)と合弁会社を設立し、自動運転向けのソフトウェアを開発すると発表した。

フランスに本拠を置くオクタルは、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向けソフトウェア、「SCANeR」を開発したことで知られる。自動運転やADASの開発のためのシミュレーション用バーチャル環境構築分野において豊富なノウハウを持ち、独自のソフトおよびハードとエンジニアリングを提供している。

今回、ルノーグループはオクタルと合弁で、オートノマス・ビークル・シミュレーション(AVS)社を設立。ルノーグループは、このAVS社の株式の35%を取得した。これにより、ルノーとルノー日産アライアンスは、自動運転車両の開発やテストの能力を強化していく。

テストとシミュレーションは自動運転車の開発と連携して行われる。目標とするレベルの信頼性を達成するためには、テスト車両は、膨大な走行データを蓄積する必要がある。バーチャルテストによるシミュレーションは、プロセスを加速し、開発期間を短縮させることに貢献する。

ルノーグループの製品エンジニアリング担当、Gaspar Gascon副社長は、「今回の合弁会社設立は、将来のルノーのEV、コネクテッドカー、自動運転の戦略を支援するもの。オクタルと提携してAVSを設立し、新しいサービスの提供を加速させ、顧客体験を向上させていく」と、述べている。

《森脇稔》

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