「リターンライダー」レーサー桂伸一が二輪講習に挑戦[動画]

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「リターンライダー」レーサー桂伸一がレインボー埼玉で二輪講習に挑戦
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バイクに乗ろうと思う!「リターンライダー」…いま中高年の流行りである。”昔取った杵柄”!? ともかく若い頃はアシとして活躍したバイクの、あの自由気ままで俊敏な、どんなスーパーカーよりも優れた機動性は何ものにも変えられない。しかし確実に高年に入った身の上で何故いまバイクなのか? 

きっかけは19歳の息子が中型自動二輪の免許を取得した事。聞けば動機は単純、某レーサーレプリカが欲しいという。それを購入するための資金集めにバイトしていた事は知っている。欲しい気持ちも判った。

しかし、すでに四輪免許を持っていて、“原付”で二輪、バイクに乗るチャンスはいくらでもあったのに、これまでまったく乗ってない…そんな一度も“実戦”を経験しないド・初心者がいきなりレーサーレプリカ!?…笑うわ、というより自殺行為である

バイク事故。その怖さを知る者として、親として、可能性として想像できるだけに、危険な目に合うだろうし、合ってほしくない。と言っても、乗って走りを覚えない事には始まらない。“実戦”の交通ルール、しきたり、マナー、バイクと四輪のあうんの呼吸、危険回避等、“交通戦争(死語再び)”をどう捉え、危険な状況をかい潜られるか!? ソコが肝心。

教習所を出たばかりで感覚的にも実技でも、いまが伸び盛りの息子だからこそ、いまのうちに危機に対応する能力を養うにはどうするのが効果的か? 親父は、限られた場所でチョイ乗り程度はあっても、現実の一般交通に紛れて走行するには、イマイチ不安が先立ち、心もとない。

そんな話を業界人と話していたら、「レインボーに行けば!?」と。なるほど、自分も昔から知っていた“ホンダ桶川”そうか、あそこがあったか…である。

正式には「交通安全センターレインボー埼玉」。その初心者コースに息子と入校した。といっても人気のスクールのため数週間の予約待ちを経てから。

聞けばやはり「リターンライダー」が多いと言う。とくに初心者コースは若者、ご同輩と思しき中高年、それに女性も数名。

講習はいたってシンプルだ。おそらく初心者~初中級コースまでは。内容は、基本的に免許は持っているのだから話は早い。専用コースを使い、乗って走って走って実戦で鍛えられるから、座学を受けて眠くなるヒマはない。

「本日の内容」を確認した後、プロテクター類を装着して、午前11時頃から実走行開始。コース設定、難易度を変えたりしながら、ブレーキの使い方、速度と制動距離の重要さから開始し、パイロンスラロームでバイクの傾け方、教官の後ろに乗りバイクの傾け、起こし方、それに対する身体の動き、視線の位置と視線/視野を移動する早さも、なるほど、そうか!!の移動量で実体験。

あの「白バイ隊」を“指導する教官”たちが揃っている。教官のレベルもハンパ無い。だから、アドバイスも適確で判りやすい。企業で車輌を使う営業マン、郵便局職員他、スクールはバイクも四輪も安全の為の講習と実技を行う。

肝心の教習はどうだったか? 教官の二乗で左右のコーナリングの違いを明確に感じられ、倒し込むのに身体が硬いことを痛感。息子は、一度パイロンに引っかけ、バイクのみを倒していたが、全体的には意外に自分よりも上手いと思う。

しかし、落とし穴はその先にある。やってはいけない事、緊急時にどうするのか? などは初心者コースでは無理無理。しばらく通わせようかと思う。

取材協力 交通安全センターレインボー埼玉

《桂伸一》

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