札幌駅ホームのそば店が一部休止に…地下水に基準値を超える有害物質

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テトラクロロエチレンの基準値超えが判明したJR札幌駅。
テトラクロロエチレンの基準値超えが判明したJR札幌駅。 全 1 枚 拡大写真

JR北海道は7月10日、函館本線札幌駅(札幌市中央区)で使用している地下水に、「テトラクロロエチレン」という成分が基準値を超過して検出されていたことを明らかにした。

7月5日に実施した定期水質検査で、基準値の上限を0.002mg上回る0.012mgが検出されたことが判明し、7月7日に検査を委託していた会社から報告があったという。JR北海道では、テトラクロロエチレンを「札幌駅近傍において、当社では使用しておりません」としている。

テトラクロロエチレンは、ドライクリーニングの溶剤成分に含まれる揮発性の化合物で、発ガン性も指摘されている。高濃度になると中枢神経の麻痺により、意識不明などの症状が表れ、死に至る場合もあるという。このため、環境省では0.01mg以下の排水基準値を設けている。

発表によると、「大量に長時間飲み続けない限り健康被害はない」ということだが、札幌市の指導により、地下水を使用する箇所では、緊急に「飲料不可」のシールを貼付する措置を採っている。

また、地下水で調理を行なっているホームのそば店2店舗については、当分の間、自主的に休業するという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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