フォルクスワーゲングループは7月11日、2017年上半期(1~6月)のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は293万5100台。前年同期比は0.3%増だった。
上半期の市場別販売は、最大市場の中国が、前年同期比0.2%増の139万5500台と、微増ながらも前年超え。中国を含めたアジア太平洋地域は、前年同期比0.3%減の147万9800台と落ち込む。
また、北米の上半期実績は、前年同期比1.5%増の27万9400台。このうち、米国は16万1200台を売り上げ、前年同期比は8.2%増。2015年9月に米国で発覚した排ガス不正問題の影響による販売の落ち込みから、回復を果たす。
欧州は上半期、前年同期比0.2%減の88万9600台と、前年割れ。このうち、西欧(ドイツを除く)は、2.6%減の76万3800台と後退。地元ドイツは5.5%減の27万8500台にとどまった。ロシアは、前年同期比17.9%増の3万9600台と、2桁のプラス。
2016年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、598万7800台。前年比は2.8%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。