【風のFCフォークリフト】横浜の実証事業、発電所などを公開[写真レポート]

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キリンビール横浜工場で稼働するFCフォークリフト
キリンビール横浜工場で稼働するFCフォークリフト 全 21 枚 拡大写真

トヨタ自動車をはじめとした6社と神奈川県以下横浜市と川崎市は7月12日、風力発電により生成した水素で燃料電池フォークリフトを稼働させる実証事業の本格運用の開始を発表。事業の要となる発電所及び水素製造施設、稼働中のFCフォークリフトを報道陣に公開した。

【画像全21枚】

事業の要である横浜市風力発電所「ハマウィング」は瑞穂埠頭(横浜市神奈川区)に設置されている。施設内にはハマウィングで発電された電力で水素を製造する「水電解装置」や「水素貯蔵タンク」、簡易水素充填車に水素を供給するための「水素圧縮機」などが設置されている。

ただ、風力は一定ではない。風車が停止するなど発電が止まった場合は「水素製造安定化システム」(蓄電池システム)の電力を使用し、施設を稼働させる。蓄電池はトヨタのHVに使用されたものをリユース。計180個の蓄電池が接続されている。

製造された水素は、簡易水素充填車により配送される。現状は1日に1便の定時配送だが、今後、水素の安定供給を確認したのち、ユーザーの需要を予測して配送する「ジャストインタイムの配送」に挑戦する予定。今回の実証に用いられるFCフォークリフト(計12台)の稼働状況はオンデマンドで把握でき、水素需要の分析などが行える。

FCフォークリフトは現在、横浜市中央卸売市場本場とキリンビール横浜工場、ナカムラロジスティクス、ニチレイロジグループに先行導入済み。報道陣に公開されたのは、キリンビール横浜工場で稼働するFCフォークリフト。重量物の運搬にも問題なく対応でき、水素の充填時間が1台約3分で済むため運用効率が高いという。

今回の実証事業で、CO2削減効果の実証や水素の低価格などのコスト面も検証し、将来の事業化や普及展開を目指す。

《阿部哲也》

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