韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は7月13日、高性能な新ブランドの「N」の第一弾モデル、ヒュンダイ『i30N』を発表した。
ヒュンダイは2015年秋、Nブランドの立ち上げを発表。Nは、ヒュンダイが新たに立ち上げたサブブランド。WRC(世界ラリー選手権)などモータースポーツのノウハウを導入し、ヒュンダイ初の高性能車に特化したブランドとなるのが特徴。Nとはヒュンダイの韓国の研究開発拠点の所在地の南陽と、開発テストの舞台であるドイツ・ニュルブルクリンクに由来する。
ヒュンダイi30Nは、新型『i30』の5ドアハッチバックをベースに開発。専用の前後バンパーやエアロパーツが装着されており、迫力をアップ。インテリアには、スポーツシートなどが採用された。足回りは、サスペンションやブレーキなどを強化。
パワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「T-GDI」。専用チューニングが施され、最大出力250ps、最大トルク36kgmを獲得する。0~100km/h加速は6.4秒、最高速は250km/h。
さらなる高性能を求める顧客には、「パフォーマンスパッケージ」を用意。最大出力は275psに引き上げられ、0~100km/h加速6.1秒、最高速250km/hの性能を実現している。