【鈴鹿8耐 40周年記念トークショー】復活するなら伊藤真一と…ただし1年は必要 宇川徹

モーターサイクル エンタメ・イベント
鈴鹿8耐40周年記念トークショー
鈴鹿8耐40周年記念トークショー 全 12 枚 拡大写真

Hondaウエルカムプラザ(東京・青山)で7月17日(祝・月)に開かれた『鈴鹿8耐 40周年記念トークショー』では、最多勝記録を持つ宇川徹さんや伊藤真一選手(Team SuP Dream Honda)がゲストに招かれ、裏話が次々に暴露された。

宇川徹さんと伊藤真一選手は、1997年から99年まで鈴鹿8耐で3年連続ペアを組み、97年と98年に2連覇を達成している。

---:伊藤選手、宇川さんとのペアはどうでしたか?

伊藤選手:(宇川さんは)すごく器用なんですよ。なんでも乗れちゃうんです。

---:当時は、どちらがマシンセッティングのイニシアチブをとっていたんでしょうか?

伊藤選手:あっ、それはもう自分ですよ。なにも言わせませんでした。

---:「俺のバイクに乗れ!」と。

伊藤選手:はい。(宇川さんは)安定してメチャクチャ速いですし。

宇川さん:いや、(言いたくても)なにも言えなかったんですよ。

---:伊藤選手がこわくて?

宇川さん:はい。(笑)

伊藤選手:えっ、でも乗りやすかったでしょ?

宇川さん:あっ、はい!(笑)

---:宇川さん、過去5回の優勝のうち2回は伊藤選手と組みましたが、今なら誰とチームになってみたいですか?

宇川さん:えっ……。(回答に困る宇川さんに、会場から今度は笑いが)やっぱり伊藤選手ですね。

---:伊藤選手、ラブコールを受けましたが。

伊藤選手:ぜひ、そうなるといいですね。でもふたりで勝っちゃうと、(宇川さんが優勝回数)6回で、こっち5回になって(最多勝に)追いつかないじゃないですか。

宇川さん:今年!(優勝すればいいじゃないですか)

---:またカムバックというのは?

宇川さん:それには1年くらいの時間が必要ですね。

※現在、宇川さんはHRCでレースサポートなど若手の育成に関わっている。

---:宇川さんといえば、優勝後の表彰台でツナギを脱いでしまったことが忘れられないです。

宇川さん:かなり叱られましたね。98年と2000年ですね。2000年のときは最初僕が脱ぐと、大治郎コールが起きまして、彼も脱いじゃいましたね。まだ(カメラに)写っているときにやってしまったんで、かなり怒られました。

---:それくらい、鈴鹿8耐で勝つということは嬉しいことなんですね。

宇川さん:そうですね。たぶん僕は「天下獲ったぞー!!」って叫んでました。そういう気分ですね。

---:自分にとっての鈴鹿8耐とは?

宇川さん:LIFE。人生そのものだと思っていて、特別な場所ですね。鈴鹿はオートバイレースの聖地で、テストでも他のサーキットとは雰囲気が違う気がします。いいときもあれば、悪いときもある、それが人生ですけど、鈴鹿8耐もそんな感じです。
【鈴鹿8耐 40周年記念トークショー】
1. 勝てるチームにいることが重要…8耐最多勝 宇川徹が明言
2. 特別なレースで勝ったおかげで、もう1年チャンスもらえた…宇川徹
4. WGPで失った自信を取り戻したレースノ60歳まで現役宣言! 伊藤真一
5. 雨なら任せろ! 若手と5位以内を目指すノ秋吉耕佑
6. アピールする絶好の舞台ノ今年はできる!! 高橋巧

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る