出光興産創業家の公募増資差し止め即時抗告、東京高裁が棄却…出光「予定通り新株発行」

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出光興産は、同社創業家が新株式発行の差し止め申し立て却下決定を即時抗告していたが、東京高等裁判所が抗告を棄却したと発表した。

同社は公募増資で4800万株を発行することを決定。日章興産などの創業家株主は、出資比率を3分の1以下となって反対している昭和シェル石油と合併が進むため、東京地方裁判所に新株発行の差し止め仮処分を申し立てていた。東京地裁は申し立てを却下、創業家株主は即時抗告していたが、東京高裁は、経営陣が自ら有利にするための増資とは断定できないとして抗告を棄却すると決定した。

同社は抗告の棄却決定を受けて新株式を予定通り発行するとしている。

新株が発行されると昭和シェルとの合併に反対している創業家の出資比率は33.92%から26%に下がる。昭和シェルとの合併に向けて前進するものの、創業家以外の株主も合併に反対する可能性もあり、予断を許さない状況だ。

《レスポンス編集部》

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