【自動車豆知識】ゲリラ豪雨から愛車を守る---保管・運転・冠水

自動車 テクノロジー 安全
都市部でも、ゲリラ豪雨で「あっ」という間に道路が冠水してしまう
都市部でも、ゲリラ豪雨で「あっ」という間に道路が冠水してしまう 全 3 枚 拡大写真
ここ数年の異常気象で、数十年に一度というレベルの集中豪雨が発生したり、連日のように局所的なゲリラ豪雨に見舞われている日本列島。自動車ユーザーにとっても他人事ではなく、愛車を守る対策が必要になっている。

突然の豪雨から愛車を守る対策が必要だ

では、具体的にどのような対策が有効なのだろうか? JAF(一般社団法人 日本自動車連盟 会長 矢代隆義)では、豪雨によるクルマの冠水を防ぐため、下記のような対策を取るように呼びかけている。


◆車の保管場所に関して

1. 崖や川などに近い場所にクルマを置かない。
2. 道路より低く浸水の可能性のある地下駐車場等は避ける。
3. 強風で飛んでくる飛来物を避けるため、出来る限り屋根のある保管場所を選ぶ。

◆車の運転に関して

1. 最新の気象情報を入手する。
2. ガラス撥水剤の使用やワイパーゴムを点検し視界の確保に努める。
3. 線路のアンダーパスなど地面より低い場所を走らない。(浸水ハザードマップ等を確認する)
4. 冠水した道路は避ける。(水路や溝が水没して見えない可能性がある)
5. 安全な場所に停車し雨が通り過ぎるのを待つ。
6. トンネル出口や橋梁部は突風に注意し速度を控える。(風速25m/sとは時速90Kmの風)

◆もしも車が冠水し動けなくなってしまったら

1. エンジンが止まってしまったら無理に再始動させない。(エンジン破損の可能性有り)
2. 水深に注意しながらゆっくりと車外に出て、来た方向に歩いて戻る。
3. 車内に水が浸入し、水圧でドアが開閉できない際は、緊急脱出用ハンマーを使用し車両 側面のガラス を割って脱出する。
4. 脱出用ハンマーが無いときは、車内の水位と外の水位との差が小さくなったのを見極め、足に力を込めて一気にドアを開け脱出する。
5. JAFなどに救援依頼を要請する。(ロードサービス救援コール #8139)

この他にも、JAFでは、クルマが冠水、浸水してしまった時の対処や脱出方法について、ホームページ上でイラストや動画を使ってわかりやすく解説しているので、そちらも合わせて参考にしたい。



突然の豪雨から「愛車を守る」対策が必要…保管場所や運転、冠水時について

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る