【BMW HP4 RACE 公開】慣らし運転後に内視鏡検査、タイムは誰が乗っても短縮…プロダクトマネージャー談
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「馬力が出ているだけでなく、パワーカーブのラインを見ていただいてわかるとおり、非常にスムーズで、とても乗りやすくなっています」(メッヒュラー氏)
999ccの水冷並列4気筒は1万3900回転で最高出力215PS、1万回転で最大トルク120Nmを発揮。レブリミットは『S1000RR』が1万4200回転であるのに対し、HP4 RACEでは1万4500回転に高められている。
「そしてお客様は納車されたその瞬間からサーキットを走ることができます」(メッヒュラー氏)
顧客ごとにエンジン・テスト・レポートを作成し、納車前にエンジン慣らし運転および性能テストが実施される。それを終了後、バルブ・タイミングやクリアランスなどの点検・調整を実施。さらにピストンと燃焼室上部との接触の可能性を識別するため、燃焼室の内視鏡検査をおこなうという徹底ぶりだ。
「(サーキットで)誰が乗ってもだいたい最初に1秒ほど、1日の最後には3秒ほどタイムを縮められます」(メッヒュラー氏)
HP4 RACE は全世界750台限定生産で、001/750~750/750までのナンバリングが記載されたカーボン・バッジがフォーク・ブリッジ上に備わる。001/750 のマシンは後にBMWミュージアム(ドイツ・ミュンヘン)にて展示される予定だ。