東京地下鉄道1001号「重文」の次は「機械遺産」…地下鉄博物館の展示車両

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東京地下鉄道の1001号が機械遺産に認定されることになった。写真は地下鉄博物館で展示されている1001号。
東京地下鉄道の1001号が機械遺産に認定されることになった。写真は地下鉄博物館で展示されている1001号。 全 2 枚 拡大写真

日本機械学会はこのほど、現在の東京地下鉄(東京メトロ)銀座線で運用されていた1001号を「機械遺産」に認定することを決めた。8月7日に認定式が行われる。

1001号は1927年12月、東京地下鉄道(現在の東京メトロ銀座線)上野~浅草間の開業にあわせて同線に導入された1000形電車(旧1000形)10両のうちの1両。上野~浅草間は日本初の地下鉄として開業しており、旧1000形も日本初の地下鉄車両になる。

1968年4月に引退したが、現在はメトロ文化財団が運営する地下鉄博物館(東京都江戸川区)で展示されている。今年3月には、文化審議会が1001号を重要文化財に指定するよう答申した。

機械遺産は「日本国内に現存する機械技術面で歴史的意義のある遺産」(東京メトロ)の認定制度。2007年から継続的に実施されており、1001号は「第86号」の機械遺産として認定される。日本機械学会は「資料的価値も高く、草創期の安全思想を含め、わが国地下鉄の技術発展の基礎を示す車両である」などとして認定することにしたという。

《草町義和》

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