【新聞ウォッチ】三菱自動車、V字回復狙う「ゴーン流改革」出足は絶好調!?

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三菱自動車本社 (c) Getty Images
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全2枚】

2017年7月26日付

●三菱自動車、営業利益4.5倍,4~6月期決算燃費偽装の反動で(読売・8面)

●自動運転実現を推進、20年交通死2500人以下に向け、警察白書(読売・33面)

●首相答弁整合性に疑問、閉会中審査(朝日・1面)

●フリーゲージトレイン、新幹線導入断念、JR九州断念(朝日・6面)

●近づく一般道の自動運転、トヨタ「20年代前半に」(朝日・6面)

●タカタ破綻、静かな1か月、連鎖倒産なし、事業再建に不安も(朝日・7面)

●都市対抗、東京都2回目V(毎日・1面)

●主張、出光の大型増資、企業価値を高める再編に(産経・2面)

●クルマの未来、政府挙げて高齢者事故対策(産経・11面)

●東京五輪に新型EV提供、トヨタ、22年販売前に(東京・6面)

●日産と三菱自タイで協業、車向けローンやリース(日経・14面)

●デンソー、追徴見直しか、12億円最高裁、弁論期日を指定(日経・38面)

ひとくちコメント

連日の猛暑の中、上場企業の2017年第一四半期(4~6月)の決算説明会が始まった。自動車メーカーのトップバッターは三菱自動車だったが、4~6月期連結最終損益は燃費不正問題で1297億円の赤字だった前年同期から“ V字回復”して、229億円の黒字。本業のもうけを示す営業利益は約4.5倍の206億円、売上高は2.8%増の4409億円と大幅な増収増益だった。

きょうの各紙も経済面で取り上げているが、朝日は「三菱自の決算 2年ぶり黒字」とのタイトルで、黒字は2015年4~6月期以来、2年ぶりと伝えている。また、日経は世界の販売台数に焦点を当てて「世界販売9%増」としている。

燃費不正問題に伴い減少した国内の販売台数が、特別仕様車のミニバンの『デリカD:5』が好調だったことや、軽自動車が持ち直したほか、主戦場のアジアではタイの販売が回復。中国ではスポーツ用多目的車(SUV)『アウトランダー』の販売が好調だったという。

決算説明会の席上、三菱東京UFJ銀行出身の池谷光司最高財務責任者(CFO)は「日産自動車との提携で、購買や物流などの分野を中心にシナジー効果があらわれている」などと説明。今期は250億円、18年度は400億円のシナジー効果を見込んでいるが、すでに4~6月期だけでシナジーは35億円に上ったことも明らかにした。

また、今秋には19年度までに販売台数125万台、営業利益率6%以上を目標とする新中期経営計画を発表する予定で、V字回復をめざす「ゴーン流改革」の出足が絶好調であることを幾度も強調していたことが印象的だった。

《福田俊之》

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