ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは7月28日、2017年上半期(1~6月)の決算を公表した。
同社の発表によると、ランボルギーニなどを含めたグループ全体の上半期の売上高は、301億4300万ユーロ(約3兆9190億円)。前年同期の301億3400万ユーロに対して、ほぼ横ばい。
一方、上半期の営業利益は、26億8000万ユーロ(約3485億円)。前年同期の24億0100万ユーロに対して、11.6%増とプラスに転じた。
増益となった大きな要因が、前年同期は排ガス案件に関連して、2億6500万ユーロの特別費用を計上していたため。今期はこれが無くなり、利益を押し上げる要因になった。
2017年上半期(1~6月)の世界新車台数は、およそ90万8955台。前年同期比は4.7%減と、前年実績を下回った。これは、主力の中国市場が25万4785台にとどまり、前年同期比12.2%減と2桁の落ち込みとなった影響。
アウディのルパート・シュタートラーCEOは、「2018年の半ばまでに、4つの中核車種に新世代モデルを投入する」と述べている。