Women in Motorsport 2期生 猪爪杏奈がEV-GPシリーズチャンピオンを獲得

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
猪爪と i3
猪爪と i3 全 4 枚 拡大写真

7月29日に千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで行なわれた、「全日本電気自動車レースシリーズ第5戦」で、Women in Motorsport Project2期生でLOVE DRIVE RACING所属の猪爪杏奈がEV-2クラスで優勝した。猪爪は1戦を残してシリーズチャンピオン獲得を決定した。

猪爪は2016年、マツダの女性レーサー育成プロジェクト「マツダWomen in Motorsport Project」の2期生に合格。プロジェクトに入るまでマニュアル車の運転すらしたことがなかったというが、「ロードスター・パーティレースIII」で連続表彰台を獲得し、日本一決定戦ではポールポジションを獲得するなど、成長してきている。今年は全日本電気自動車レースのEV-2クラスにBMW『i3』でシリーズ参戦している。

シリーズ第5戦で猪爪は、予選では決勝に向けたペースコントロールを行ないながら、計測1周で14台中3番手と健闘。決勝では抜群のスタートを決め、テール・トゥー・ノーズのバトルでも落ち着いた走りをみせた。前戦までは熱による制御が入りペースダウンを余儀なくされてしまっていたが、今回は最小限の発熱に制御することに成功した。安定した走りで総合9番手、クラス1位で22周のレースを終えた。

レースを終えた猪爪は「BMW i3のアクセルオンの応答性、加速の速さ、そこからの伸びは、ライバル車と比べ群を抜いている。タイヤに関しては、コーナリング中、見た目以上のグリップを感じる。ノーマル仕様でもサーキットを安全に楽しく走れる電気自動車は他にないので、i3でクラスチャンピオンを決められて嬉しい」と振り返った。

最終戦は10月8日に筑波サーキットで行なわれる。
表彰台の猪爪

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る