離れているけど「隣の駅」…平成筑豊鉄道と筑豊電鉄が共同フリー切符

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フリー切符に付くキーホルダーは駅名標をデザイン。実際と異なり、直方駅と筑豊直方駅が隣同士であるかのようにデザインされている。
フリー切符に付くキーホルダーは駅名標をデザイン。実際と異なり、直方駅と筑豊直方駅が隣同士であるかのようにデザインされている。 全 5 枚 拡大写真

平成筑豊鉄道と筑豊電気鉄道の2社は8月10日、2社の鉄道路線を自由に乗り降りできるフリー切符「へい!ちくてつ1日フリーきっぷ」を発売する。

発売額は1500円。直方駅(平成筑豊鉄道)と筑豊直方駅(筑豊電鉄)の駅名標を表裏にデザインしたキーホルダーが付く。平成筑豊鉄道と筑豊電鉄の鉄道路線を1日に限り自由に乗り降りできるが、門司港レトロ観光線は利用できない。発売期間は8月10日から2018年8月9日までの1年間。ただし800枚の限定販売で、売切れ次第販売を終了する。

2社は福岡県の筑豊地区で鉄道路線を運営。西日本鉄道(西鉄)系列の筑豊電鉄は、黒崎駅前~筑豊直方間16.0kmの鉄道路線を運営している。平成筑豊鉄道は、国鉄・JR九州のローカル線を引き継ぐ第三セクターとして設立。直方~田川伊田間16.1kmの伊田線、金田~田川後藤寺間6.8kmの糸田線、行橋~田川伊田間26.3kmの田川線を引き継いだ。現在は北九州市が線路施設を保有する観光路線(門司港レトロ観光線)でもトロッコ列車を運行している。

2社の路線が直接つながっている駅は存在せず、最も接近する直方駅(平成筑豊鉄道)と筑豊直方駅(筑豊電鉄)でも直線距離で約600m離れている。フリー切符に付くキーホルダーの駅名標は、両駅が隣り合っているかのようにデザインされる。

《草町義和》

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