指名手配中の容疑者による衝突事故、身柄を移送して再逮捕---約7億6000万円相当の金塊窃盗事件

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今年5月下旬に愛知県名古屋市中村区内で発生し、2人が負傷した車両同士の衝突事故について、愛知県警は1日、事故を起こしたワゴン車を運転していた41歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)容疑で再逮捕した。男は窃盗事件を起こして指名手配を受けており、パトカーから逃れようとした際に事故を起こしていた。

問題の事故は2017年5月29日の午後0時50分ごろ発生している。愛知県警・自動車警ら隊のパトカーが名古屋市中村区内の市道をパトロールしていたところ、すれ違ったワゴン車の運転者が目を逸らしたことを不審に思い、職務質問のために停止を命じたがワゴン車はこれを無視して逃走。パトカーはただちに追跡を開始したが、ワゴン車は名古屋市中村区則武3丁目付近の交差点に赤信号を無視して進入して交差進行してきた乗用車と出会い頭に衝突。その弾みで横転した。

この事故で乗用車を運転していた45歳の男性と、近くを自転車で走行してた際に破片を浴びた21歳の女性が軽傷を負った。ワゴン車に乗っていた2人は福岡県内で発生し、約7億6000万円相当の被害を出した金塊窃盗事件に関わったことで指名手配を受けており、警察は窃盗容疑で逮捕するとともに、身柄を福岡県に移送していた。

福岡県警での事件捜査が終了し、2人は窃盗罪で起訴されたことから、警察は事故当時にワゴン車を運転していた41歳の男を改めて愛知県に移送。危険運転致傷容疑で再逮捕している。

再逮捕された男は「パトカーに追われたことでパニックになり、信号の色は認識していなかった」などと供述しているようだ。事故当時に追跡を行った自動車警ら隊員はワゴン車に乗っていた2人が指名手配犯とは認識していなかったとされており、警察では発見されたことで周囲の状況が見えなくっていたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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