排ガス不正、低減装置で禁止する制御を明示 9月下旬に施行

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フォルクスワーゲンのターボディーゼル「TDI」エンジン
フォルクスワーゲンのターボディーゼル「TDI」エンジン 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車の排ガス不正事件を受けて道路運送車両の保安基準の細目を定める告示を改正する。

それによると排ガス低減装置の制御について、原動機を保護するのに必要な制御は認められているが、今回、明らかに不正と見られる制御の具体例を示し、明確に使用を禁止するために改正する。

具体的には、排ガス測定試験時特有の事象を基に試験中であることを検知した場合のみ排ガス低減装置を正常に作動させ、試験中でないとソフトウエアが判断した場合、装置の機能を停止または低減させる。

GPSなどを使って特定の緯度、経度を基に排ガス測定試験場所であることを検知して正常に排ガス低減装置を作動させ、それ以外の場所では装置の機能を停止または低減させる。

また、排ガス測定試験の所要時間と関連すると認められる一定の時間のみ排出ガス低減装置を正常に作動させ、一定時間経過後は装置の機能を停止または低減させる。

これらは原動機の損傷を防止して安全な運行を確保するのに必要な措置とは認められない。

国土交通省では改正について一般から意見を聞いた上で9月下旬に施行する予定。

《レスポンス編集部》

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