モロボシ・ダンの名をかりて…ウルトラセブンはなぜ? 展示イベント始まる

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「モロボシ・ダンの名をかりて」に展示されているボインター (c) 円谷プロ
「モロボシ・ダンの名をかりて」に展示されているボインター (c) 円谷プロ 全 26 枚 拡大写真

ウルトラセブンの仮の姿である、モロボシ・ダンが地球で生きた様子を追体験しながら、『ウルトラセブン』というドラマの魅力を楽しむ展示会「ウルトラセブン 放送開始50年記念 ~モロボシ・ダンの名をかりて~」が16日、横浜市の横浜高島屋で始まった。

円谷プロダクションが制作し、2017年に放送開始50年を迎える特撮ヒーローTVシリーズ『ウルトラセブン』。作品を語る際に欠かせない存在がダンだ。さまざまな苦悩を抱えながら地球人を守ろうとした「宇宙人ダン」と宇宙からの侵略者との対決を描いた『ウルトラセブン』は、SF色の強い作品となった。イベントは大ジオラマや、宇宙人、ウルトラ警備隊のメカなどを展示する。

ダン役を演じた俳優の森次晃嗣も初日の16日に来場しあいさつ。「非常に出来のいい展示です。モロボシ・ダンがいい人だったことがわかる」と“本人”も推薦。

会場は、(1)プロローグ、(2)ウルトラセブンの立像、(3)モロボシ・ダン誕生のエピソード、(4)ウルトラ警備隊の秘密基地やメカの紹介、(5)作品と宇宙人紹介、(6)ダンの心が揺れた事件、(7)最終回ジオラマ再現、(8)その後のモロボシ・ダン、などで構成。

森次は撮影当時を思い出し「一話一話でセットを作って壊していた。大変なことですね。今はブルーバックの前で、想像で演じる。CGで後で絵ができる。何をやっているかわからないので味がないですね」と懐かしむ。

ジオラマは最終回のほか、「ダンの心が揺れた事件」のコーナーで、第8話「狙われた街」から「夕日の決闘」のシーンを大規模に再現している。

第8話は森次の心も揺さぶったようだ。「(特撮編だけではなく)本編にも登場した第8話メトロン星人は印象に残っています。川崎のアパートでロケをして、おもしろいシーンだなあ、と。制作順で最初だった第3話エレキングも思い出に強く残っていますね」。

ダンの心を揺らしたエピソードは第8話のほか、第14・15話「ウルトラ警備隊西へ」、第37話「盗まれたウルトラ・アイ」、第42話「ノンマルトの使者」が紹介されている。これら以外にも、見る者に深い印象を与える物語が多いのが『ウルトラセブン』の特徴だ。

会期は28日まで。主催は「モロボシ・ダンの名をかりて」実行委員会、企画制作は円谷プロダクション。なおイベント名の「モロボシ・ダンの名をかりて」は主題歌の一節でもある。

※高島屋の「高」はハシゴ高。

《高木啓》

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