米スポーツカー、ダッジ バイパー が生産終了…26年の歴史に幕

自動車 ビジネス 海外マーケット
アメリカンスポーツを代表する1台、ダッジバイパーが生産を終了
アメリカンスポーツを代表する1台、ダッジバイパーが生産を終了 全 8 枚 拡大写真

米国を代表するスポーツカーのひとつ、ダッジ『バイパー』が8月17日、生産を終了したことが分かった。

これは8月17日、ダッジブランドを擁するFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のグローバルデザイン担当、ラルフ・ギレス社長が明らかにしたもの。同社長がインスタグラムページにおいて、「バイパーの最終モデルがラインオフした」と発表している。

現行バイパーは4世代目モデル。2012年4月、ニューヨークモーターショー2012で、『SRTバイパー』の名前で発表された。バイパーは、現在のダウンサイジングトレンドとは無縁の大排気量V型10気筒ガソリンエンジンを搭載するアメリカンマッスルスポーツカーとして、コアなファンに支持されてきた。

このV10の排気量は8.4リットル。ピストンやインテークマニホールド、エグゾーストバルブなどに、大幅な改良を受けており、最大出力は640ps、最大トルクは83kgmを引き出す。動力性能は0‐96km/h加速を3秒以下で駆け抜け、最高速は331km/h、0‐400m加速は11秒台半ばと、世界トップクラス。

8月17日、米国ミシガン州のコナーアベニュー工場から、バイパーの最終モデルがラインオフ。1991年の初代から数えて、26年の歴史に幕を下ろした。なお、後継スポーツカーに関するアナウンスは、現時点ではない。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  5. オートバックス、中古カー用品買取サービス開始…全国600店舗で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る