【INDYCAR 第14戦】佐藤琢磨、今季2度目のポールポジション獲得…狙うはインディ500以来の勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
#26 佐藤琢磨が今季2回目のポールポジションを獲得した。
#26 佐藤琢磨が今季2回目のポールポジションを獲得した。 全 5 枚 拡大写真

現地19日、インディカー・シリーズ第14戦の予選が米ペンシルベニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで実施され、佐藤琢磨が今季2度目のポールポジションを獲得した。20日の決勝でインディ500以来の今季2勝目を目指す。

特徴的な三角オーバルのポコノで第14戦を迎えたインディカー・シリーズ。今回を含めて残り4戦を5週で消化、第14~16戦は3連戦というタイトスケジュールへの突入である。

自身の予選アタックに臨む前、佐藤琢磨(#26 Andretti Autosport/ホンダ)には「ナーバスになりましたね」という要素があった。チームメイトのライアン・ハンターレイ(#28 Andretti Autosport/ホンダ)がアタック前のウォームアップラップでクラッシュを喫しており、「彼とは考え方やセットアップを多く共有しています」という琢磨にとっては、「彼に起きたことは自分にも起こり得るわけですからね」という状況だったのである。

しかし、限られた時間のなかで「エンジニアが可能な限りのデータを検証してくれましたね」。そして微調整が加えられたマシンは「素晴らしいフィーリングでした」。琢磨は見事に今季2回目、インディカー通算7回目のポールポジションを獲得する。そして「エンジニア、そしてチームのみんなが信じられないくらい素晴らしい仕事をしてくれたおかげです」と仲間を讃えた。

琢磨は今季のチーム傾向として、インディ500を含むビッグオーバル系のコースでは特に強い、との旨を6月の凱旋帰国時に語っていたが、今回のポコノも三角形状とはいえビッグオーバルの部類といっていいだろう。やはり、そこでのマシンアドバンテージはあるようだ。このまま決勝でも好調を保ち、今季2勝目(通算3勝目)を達成することに期待したい。

予選2位は昨年のシリーズ王者シモン・パジェノー(#1 Team Penske/シボレー)、同3位はチャーリー・キンボール(#83 Chip Ganassi Racing/ホンダ)。現在ポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン(#2 Team Penske/シボレー)は今回予選14位。

注目の決勝レースは現地20日に実施される。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る