アウディ、中国企業と戦略的提携…市販EVにソーラー技術を導入へ

自動車 ビジネス 企業動向
将来のアウディのEVに装着される予定の薄膜太陽電池
将来のアウディのEVに装着される予定の薄膜太陽電池 全 1 枚 拡大写真

アウディは8月23日、中国に本拠を置くハナジー社(Hanergy=漢能薄膜発電集団)との間で、薄膜太陽電池テクノロジーに関する戦略的提携の覚書に調印した、と発表した。

アウディとハナジー社は第1段階として、アウディ車のパノラマサンルーフに、薄膜太陽電池を装着するソリューションを導入する予定。太陽エネルギーを空調、その他の車内電気系統に供給することによって、EVの航続延長を図る。

長期的には、両社がそれぞれの技術を活用。薄膜太陽電池テクノロジーによって、徐々に太陽エネルギーを駆動系電池に転用。車両の主電源に加えることを計画している。両社は、統合プロトタイプのソーラールーフソリューションを装着したアウディのプロトタイプ車を、2017年末までに披露する方針。

アウディは2020年までに、市販EVを3車種ラインナップする予定。2025年までに、新車販売の3分の1をEVにする目標を掲げている。

アウディの調達担当、Bernd Martens取締役は、「アウディはハナジーとともに、EVに革新的なソーラーテクノロジーを導入する計画。それは走行距離を伸ばす。太陽エネルギーは次の段階で、アウディEVのバッテリーを直接充電することになるだろう」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  4. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る