クラリオン『Full Digital Sound』は気軽に楽しむべき!? 合理性と汎用性を再検証

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愛車に搭載されたClarion『Full Digital Sound』を操作する佐々木大樹選手。
愛車に搭載されたClarion『Full Digital Sound』を操作する佐々木大樹選手。 全 9 枚 拡大写真

革新的なカーオーディオシステムClarion『Full Digital Sound』。衝撃のデビューから約1年半が経ち、愛好者の数も増え続けている。だがしかし、一部ではこれを上級なシステムだと捉え、身近なものとして感じられていない向きもあるようだ。

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しかしながら『Full Digital Sound』は実は、“合理性・汎用性”が高く、気軽に楽しむことのできるシステムである、という一面も持っている。これまでそこのところを深堀りできていなかったので、今回は改めてそこに切り込んでいこうと思う。

そんな折、Clarionもサポートしている「KONDO RACING」からスーパーGTに参戦中の注目の若手レーシングドライバー、佐々木大樹選手が、愛車「日産・エクストレイル」にこれを搭載したというニュースが編集部の元に届けられた。聞けば佐々木選手はまさに、『Full Digital Sound』を気軽なスタイルで取り入れているという。同選手へのインタビュー取材も交えながら、Clarion『Full Digital Sound』の“合理性と汎用性”について、じっくりと再検証していく。

■ただ革新的なだけではない。“取り入れやすく”仕上げられているところもポイント。

早速、Clarion『Full Digital Sound』が、どのように“合理的”であり、どう“汎用性が高い”のかを、具体的に解説していこう。

そうである一番のポイントは、「メインユニットを持たないこと」にある。もしもメインユニットをシステムの核に据えていたならば、これを交換できないタイプのクルマには装着し難くなる。限られた車種、限られたユーザーの元にしか届かなくなってしまうのだ。

そして、インストールもしやすい。基本的には、センタークラスターパネルを外す必要がなく、プロセッサー本体も小型であるので、シート下等、少しのスペースさえ空いていれば容易に収められる。

『Full Digital Sound』は、アナログ信号でなければスピーカーを駆動できないという常識を打ち破り、デジタル信号のままでスピーカーを鳴らすことに成功した、世界初のカーオーディオシステムである。そして当システムは、その革新性の高さゆえに、“高音質・省電力・省スペース”等のこれならではの利点を多々携えることができている。それら利点を多く方々に手にしてもらえるように、取り入れやすい仕様で仕上げられている、というわけなのだ。

なお、ソースユニットを持たない代わりに、入力系統は多彩に用意されている。デジタルコアキシャル入力、デジタルオプティカル入力、USB入力、RCA入力、スピーカーレベル入力と、デジタル入力を3系統、アナログ入力を2系統持っている。純正オーディオと組み合わせられるのはもちろん、デジタル機器との親和性もすこぶる高い。この点においても“合理性”と“汎用性”が追求されている。

■費用面でも十分に、“合理的”でかつ“汎用性”の高さを示す。

ちなみに、Clarion『Full Digital Sound』のミニマムな導入プランは、フルデジタルサウンドプロセッサー(サウンドプロセッサー/ツィーター/コマンダー)の『Z3』(税抜価格:12万5000円)と、フルデジタルスピーカー『Z7』(税抜価格:8万7000円)とを用いて、「フロント2ウェイシステム」を構築することだ。

このときのシステム総額は21万2000円なのだが、これはむしろリーズナブルな価格であると言っていい。巷の「単体DSP」の相場は15万円前後だ。となると残り5万2000円。この金額で揃えられるスピーカーとパワーアンプとなると、選択肢は限られる。エントリーモデルの中から選ぶしかない。対してClarion『Full Digital Sound』の実力は、エントリーシステムと対抗するレベルを超えている。

そして先にも説明したとおり、インストール性も高いので、取付工賃も比較的に少なめで収まる。スピーカーインストールに関しては、手を掛けようと思えばやれることはさまざまあるが、そうであることは既存のスピーカーも同様なのでそれはひとまず置いておこう。総額で考えれば、通常のフルシステムを導入するよりも確実に取り付け工賃は少なくてすむ。結果、掛けた金額に対して得られる満足度が高くなる。この点においても、『Full Digital Sound』は“合理的”であり、高い“汎用性”を示している。

■“合理的”で“汎用性が高い”ことを活かしたスタイルでシステムが構築された好例。

さて、佐々木大樹選手の「日産・エクストレイル(NISMO仕様)」のシステムを見てみよう。まず、メインユニットは純正オーディオとiPhoneのツープラトンスタイル。センタークラスターパネルの改造はナシだ。しかしながら、iPhoneの音楽データはもちろん、デジタルで入力される。何気にハイエンド的なアプローチが取られているわけだ。

スピーカーインストールのスタイルも、極めて“合理的”なやり方だ。フルデジタルスピーカー『Z7』は内張りパネル内に収めるスタイルでセットされ、ツィーターは付属のマウントアダプターを用いて、ダッシュボードの上にポンと置かれるもっともライトな仕様で装着されている。とはいえこの方式は実は、音的には案外有利だ。ツィーターから放射される音をダイレクトに聴けること、そして取り付け角度の自由度が高いことが主な利点。ここでも“合理性”が重んじられているのだ。

フルデジタルサブウーファー『Z25W』(税抜価格:7万3000円)も搭載されたフルシステムとなっているので、この点においては上級なシステム構成となっているが、サブウーファーとそれ用のパワーアンプとをセットで導入したと考えれば、決してお高い金額ではない。なお、ボックスタイプは“シールド(密閉)タイプ。ボックスを比較的に小型に収めようとすると、このタイプを選択するのがベストだ。そして、いわゆる“箱載せ”仕様としてあるのは、荷物を載せたいときに取り外しが容易に行えるように。“箱載せ”タイプはトランク内に据え付けるタイプよりも製作コストが抑えられるとともに、積載性でも利があるのだ。

■走行音の中でもクリアなサウンドを聴けるシステムが欲しかった。

さて、佐々木選手は今回、どのような経緯でこのシステムを搭載することになったのだろうか。佐々木選手「昨年、レース場やイベント会場で、何度もClarion『Full Digital Sound』が搭載されたデモカーの音を聴いていて、その度に、いつかは自分の愛車にも装着したい、と思っていました。ようやく時間が取れて、取り付けをお願いできたんです。

僕にとって音楽は大事なものの1つなんですね。レース会場へ向かうときは特に、テンションを上げるために音楽は絶対必要です。

そして、できることならより良い音で楽しみたい。実際、新幹線や飛行機で移動するときには、イヤホンじゃなくてヘッドフォンで聴いています。クルマで移動するときにも、もっと良い音で聴きたいと思っていたんですよ。“富士スピードウェイ”や“ツインリンクもてぎ”にはクルマで行きますが、走行音の中でもクリアなサウンドが聴けるシステムが、ずっと欲しかったんです」

ちなみに、普段はどんな音楽を聴いているのだろうか。

佐々木選手「洋楽、邦楽問わず、流行っているものの中からアップテンポでノリの良い楽曲をチョイスすることが多いですね。例えば、ジャスティン・ビーバーとか、J-POPで言えばE-girlsとかをよく聴いています。ちなみにE-girlsはライブで聴いたこともあるのですが、今やエクストレイルではコンサート会場のサウンドを再現できています。大満足です(笑)」

■クルマの音響システムが良くなると、レース観戦の行き帰りもさらに楽しくなる。

ファンの方々にも『Full Digital Sound』の良さを伝えたいと、こんなコメントもいただけた。

佐々木選手「レース会場まではクルマで来られる方がほとんどだと思うのですが、行き帰りのドライブも、ぜひとも楽しんでいただきたいですよね。そのためには、音響システムも重要です。良い音で音楽が聴ければ、帰りにもしも渋滞にはまったとしても、快適性が違ってくると思いますし。

『Full Digital Sound』なら、純正のメインユニットはそのままで取り付けできますし、お手持ちのスマホやポータブルプレーヤーの音楽も、車内で気軽に、しかも高音質で楽しめます。

レース会場では、Clarionさんのブースでデモカーの音を聴くことができます。観戦に足を運んでいただいた際には、ぜひとも聴いていってほしいですね。聴けば良さをご理解いただけると思います。ご家族で来られる方にも、ご友人と来られる若い方々にも、皆さんにお薦めしたいですね」

最後に、今シーズンの残りの闘いに向けての抱負もお聞きした。

佐々木選手「今シーズンはここまで苦戦が続いていますが、チームはまとまっていますし、今年も勝てるだけのポテンシャルはあると思っています(昨年は2勝を挙げている)。チームみんなの力を結集して、結果につなげたいですね。応援、よろしくお願いいたします」

今年の『スーパーGT』は、8月26日予選・27日決勝の『Round 6 SUZUKA』、10月7日予選・8日決勝の『Round 7 THAILAND』、11月11日予選・12日決勝の『Round 8 MOTEGI』を残すのみだ。国内の鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎでは、イベントスペースにてClarionブースが出展され、『Full Digital Sound』の試聴も行えるとのことなので、時間が許せばぜひレース会場まで足を運んでいただいて、佐々木選手の活躍を見届けつつ、Clarion『Full Digital Sound』の音もチェックしてほしい。

Clarion『Full Digital Sound』は、決して近寄りがたいものではない。“合理性”、“汎用性”が高く、気軽に取り入れられるシステムとなっている。興味を持ちつつもハードルの高さを感じていたというならば、そこのところは認識を新たにすべきではないだろうか。この先進性と高音質は、案外簡単に手にできる。まずは、実際のサウンドに触れてみるベシ。

Clarion『Full Digital Sound』は気軽に楽しむべきシステム!? その“合理性”と“汎用性”を再検証!

《太田祥三》

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