気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2017年9月1日付
●東芝8月決着できず、半導体売却、3陣営と交渉継続(読売・1面)
●日本W杯出場、6大会連続(読売・1面)
●三菱自ディーゼル発売延期、排ガス不正影響見極め、日欧ガソリン車のみ(読売・10面)
●新エネ車ノルマ先送り、中国、反発受け19年から(読売・10面)
●「安全運転支援」10種装備、ホンダ「N-BOX」全面改良(毎日・7面)
●概算要求4年連続100兆円超え、厳しい財政顕在化(東京・3面)
●震度7想定、中央道など一部通行止め、警視庁きょう「防災の日」訓練(東京・27面)
●オピニオン、VWゲートの後遺症(日経・6面)
●東南アジア、新車販売15%増、7月、ラマダンの反動(日経・11面)
●屋根や照明、積み込み場に、トヨタ、工場を改装、運送会社の負担軽く(日経・14面)
●トヨタ、VB5社と協業、不正アクセス検知など(日経・14面)
●高速バス車内でVR体験、KDDI(日経・15面)
ひとくちコメント
長雨の日が多く、東京都心の日照時間が83.7時間と観測史上最短という40年ぶりに記録更新した8月が終わった。
月末の8月31日は、埼玉スタジアムではサッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア最終予選の第9戦が行われ、日本代表はオーストラリアに2対0で勝利、6大会連続、6回目のW杯出場を決めた。
きょうの朝日が「日本、ロシアW杯決定」と1面トップで大きく報じたほか、各紙もスポーツ紙さながらの紙面構成で「日本、鮮やかに2溌、ハリル美しい勝利」(毎日)、「決戦見せた底力,新鮮力豪を制す」(読売)などと取り上げている。
一方、東芝はこの日に決定するハズだった半導体メモリー子会社「東芝メモリ」の売却先について条件交渉が難航し、いったん決着を見送った。米ウエスタンデジタル(WD)陣営など3陣営との交渉を続けることを確認したという。主取引銀行などは8月中の売却先決定を迫っていたが、期限内に決められなかった。
きょう毎日は「東芝、また決着先送り」と1面トップで取り上げたほか、3面の総合面でも「決められない東芝」として、重要事項を決められなくなっている東芝内のリーダーシップ不足を指摘している。
さらに、産経も「東芝崖っぷちの暗闘、売却阻む社長VS.副社長」と、まるで週刊誌並みのタイトルで「売却の方針を打ち出してから既に半年がたち、タイムリミットは刻々と迫っている」と伝えている。