大豆油を原料に使用したタイヤ、グッドイヤーが新技術を開発

自動車 テクノロジー 安全
グッドイヤー、原料に大豆油を使用するタイヤ技術を開発
グッドイヤー、原料に大豆油を使用するタイヤ技術を開発 全 1 枚 拡大写真

グッドイヤーは、米国の大豆振興団体(USB :United Soybean Board)から支援を得て、原料に大豆油を使用する新たなタイヤ技術を開発したと発表した。

今回開発した新たなタイヤ技術では、大豆油を使用することで、気温が変動する中でもゴム・コンパウンドの柔軟性を維持。タイヤにとって重要な路面グリップ性能の維持と強化を実現した。また、グッドイヤーによる試験では、大豆油を使用したゴム・コンパウンドの場合、タイヤの製造で使用されるシリカ化合物との混合がより容易になることが明らかになった。これにより、生産効率が向上し、エネルギー消費を低減することが期待できる。

今回、グッドイヤーは、タイヤ生産における大豆油の商業的利用に着手したが、これは米の籾殻に由来するシリカの利用や、消費者向けタイヤでのカーボンファイバー「デュポン ケブラー」の採用などと同様、最新技術革新の取り組みのひとつ。グッドイヤーは、大豆油を原料とする新たなゴム化合物を初めて商業的に使用することで、ドライ路面、ウェット路面、そして冬季におけるタイヤの性能強化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  2. カーボンで武装した“走り”のロールスロイス、英アーバンが約9000万円で発売へ
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. 「アルテッツァジータの再来か?」レクサスの新型『ES』にワゴン導入の噂、SNSでは「夢がある」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る