ロールスロイス、ブランド初の電動車両を市販へ

エコカー EV
ロールスロイス 102EX
ロールスロイス 102EX 全 5 枚 拡大写真

BMWグループは9月7日、傘下の超高級車ブランド、ロールスロイスに将来、ブランド初の電動パワートレイン搭載車を設定すると発表した。

ロールスロイスは過去に、電動車両のプロトタイプを開発したことがある。2011年3月、ジュネーブモーターショー2011に出品した『ファントム』ベースのEVスタディモデル、『102EX』がそのモデル。

102EXは、2個のモーターを積み、最大出力394ps、 最大トルク81.6kgmを獲得。二次電池は蓄電容量71kWhのリチウムイオンバッテリー。0~96km/h加速8秒以下、最高速160km/h(リミッター作動)の性能を備えていた。

実験車としての意味合いが強かった102EXだけに、その後、同車が市販に移されることはなかった。2011年当時の技術では、走行距離が制限されるEVに対して、顧客の関心が低かったことが理由と伝えられる。

しかし今回、BMWグループはロールスロイスに将来、電動パワートレイン搭載車を設定すると発表。「i」ブランドなどで培った最新電動技術を導入し、航続などの面で実用的な性能を備えた電動車両を発売する計画と見られる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る