9月12日より報道陣向けにドイツ・フランクフルトで開催されているフランクフルトモーターショー(一般公開は16日~24日)。会場には多くの日本メーカーがブースを構え、新たなモデルを発表している。そんな中、日本のブレーキサプライヤーが出展している。曙ブレーキ工業だ。
ホール4に構えられたブースには、多くのディスクブレーキ(ブレーキパッド、キャリパー部分)が並ぶ。その多くがまだ市販されていないプロトタイプだ。担当者によると「(まだ)欧州でのシェアは高くない」とのことだが、あえてハイパフォーマンスモデル向けの製品のみをラインナップしているとのこと。
「欧州では大衆向けモデルのブレーキ単価がとても安い。だったらうちはハイパフォーマンスモデルで勝負する」とその戦略を明かし、ライバルは欧州高級車に幅広く採用されているあのブレンボだという。
メーカー名・モデル名は明らかにできないとしながらも、すでに欧州プレミアムメーカーで採用されて始めている曙ブレーキの製品。欧州で「akebono」の名前が高級車を意味する、そんな日もそう遠くないのかもしれない。