日本発「空飛ぶクルマ」、2020年公開に向け愛知・東京に開発拠点を設置

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SkyDrive新デザイン
SkyDrive新デザイン 全 4 枚 拡大写真

空飛ぶクルマの開発を進める「CARTIVATOR(カーティベーター)」は、豊田市および富士通、テックショップジャパンからの支援のもと、愛知・東京の2か所に開発拠点を設置することを決定した。

CARTIVATORは、空飛ぶクルマ「SkyDrive」の開発をめざし、2012年より活動を開始。会社員・学生など約100名が余暇等を利用して活動に参加している。今回決定した愛知の拠点は、9月17日に開所する「豊田市ものづくり創造拠点 SENTAN(愛知県豊田市)」に設置。CARTIVATORのメイン開発拠点として、試作機の製作・保管・メンテナンスなどの機体開発などを行う。また東京では「TechShop Tokyo(東京都港区)」に開発拠点を設置。技術開発促進の重要拠点として、部品など試作品の製作などを行う。

またCARTIVATORは今回の活動拠点設置に先立ち、1/1スケール試作機「SkyDrive SD-01」の設計を固めたことを発表。試作機は「子供たちにも分かりやすい近未来スタイルのクルマ」をテーマに、ドライブモード時は四隅に張り出したフェンダーが自動車を連想させ、飛行モード時はフェンダーが変形してプロペラとなり浮上する「変形仕様」を提案する。

空飛ぶクルマについては、海外では大手企業・ベンチャー企業などがすでに開発に着手。東欧スロバキアのAeroMobil社は、12日に開幕したフランクフルトモーターショーで空飛ぶクルマを初公開している。CARTIVATORも、陸空両用かつ長い滑走路や大型車庫などを必要としない、世界最小の空飛ぶクルマ「SkyDrive」の開発を進め、2020年に実機を公開、2030年までに市販化をめざす。

《纐纈敏也@DAYS》

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