【トヨタGR】新ブランド発表…すべての人に、スポーツカーの楽しさを

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トヨタGRシリーズのヴィッツ。中央が頂点の「GRMN」、左が量産スポーツの「GR」、右がライトユーザー向け「GRスポーツ」
トヨタGRシリーズのヴィッツ。中央が頂点の「GRMN」、左が量産スポーツの「GR」、右がライトユーザー向け「GRスポーツ」 全 44 枚 拡大写真

トヨタは19日、モータースポーツ直系ブランド「GRシリーズ」を立ち上げると発表した。“究極のスポーツモデル”を追求した「GRMN」を頂点として、量産型スポーツモデルの「GR」、多彩なカテゴリーのモデルに展開する「GRスポーツ」の3つのシリーズからなる。また、ノーマル車ユーザー向けのアフターパーツ「GRパーツ」も順次投入するという。

【画像全44枚】

GRといえば、これまで『86』や『マークX』、『ヤリス(日本名:ヴィッツ)』に設定された台数限定のスポーツモデル「GRMN」を思い浮かべる人もいるだろう。これらのモデルは「マイスター・オブ・ニュルブルクリンク(MN)」の名を冠する通り、エンジン、シャシー、ボディをはじめあらゆる部分を戦闘用にフルチューンしたスペシャルモデルで、その価格も「マークX GRMN」が540万円、「86 GRMN」が648万円と、広く一般に走りの楽しさをうたうには極めて高価、かつ限定的なモデルだった。

今回新たに発表された「GR」「GRスポーツ」は、モータースポーツやGRMNで培われた走る楽しさの要素を、価格面、性能面においてより手軽に味わえるブランドとして誕生した。GRスポーツは従来の「G’s」を受け継ぐブランドで、走りよりもスタイル重視、というライトユーザーも取り込むグレード、GRはより走りに特化したグレードと考えれば良いだろう。
ヴィッツ GRMN プロトタイプ
GRブランドとして共通するチューニングのポイントは3つ。1つ目は、運転本来の喜びを伝える「インターフェイス」だ。スポーツ走行時だけでなく、長距離走行にも適したホールド性の高いスポーツシート、そして小径ステアリングは、機能性だけでなく乗り込んだ瞬間に“走り”を感じさせるものとした。この小径ステアリングは86に採用されているものと同径で、ミニバン系にも装着されるのがポイントだ。

2つ目が「パフォーマンス」。ボディについては溶接を追加(車種により異なる)、アンダーフロアに補強ブレースを追加することで剛性を強化。さらに、しなやかで的確な操縦性を生むチューニングサスペンション、ブレーキ、外観と機能性を両立させた大径アルミホイールが、「意のままに操れる」操縦安定性をもたらす。安心・安全に運転できるということは、走りの楽しさを実現する上では最重要だ。
フロントマスクは「“ファンクショナル・マトリックス”グリル」で共通
そして3つ目が「デザイン」だ。GRシリーズのフロントにはすべて「“ファンクショナル・マトリックス”グリル」が装着される。垂直に切り立った大開口のアンダーグリルは冷却機能を最優先、ラジエーター形状に合わせたスクエアデザインを採用している。また大型のアンダースポイラーは、空気の下面流をコントロールするセンター部と、コーナリング時のダウンフォースを発生させるコーナーリップからなる。このインパクトある外観は、ストイックに戦闘力にこだわった賜物と言えそうだ。

今回のブランド発表に合わせて、商品の投入計画も明らかにされた。この9月発表・発売となるのが、GRからは『ヴィッツGR』、GRスポーツからは『ヴィッツGRスポーツ』『ハリアーGRスポーツ』『ノアGRスポーツ』『ヴォクシーGRスポーツ』『プリウスPHV GRスポーツ』『マークX GRスポーツ』の全7車種。ヴィッツGRには5速マニュアルが設定されるのも注目だ。以降は、GRから『86GR』、GRスポーツから『プリウスα GRスポーツ』『アクアGRスポーツ』が今冬発売予定、さらに2018年春頃にはGRの頂点に立つ『ヴィッツGRMN』が発売となる予定だ。
86 GR プロトタイプとプリウスPHV GRスポーツ プロトタイプ

《宮崎壮人》

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