愛車を静かで快適に変えてくれる「車内空間の魔術師」---新部材を手に入れた!?

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「サイレントコート」の施行例。
「サイレントコート」の施行例。 全 3 枚 拡大写真

車内を静かにさせたい、というニーズが、年々高まっている。エンジン音がますます静かになってきて、ロードノイズや雨音、風切り音等々が、かえって目立ってきたからだ。さらには、ボディの軽量化が進められる中で、防音性能が落ちつつある、という側面もあるようだ。

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そんな求めに応えようと、全国で『車内空間の魔術師』たちが立ち上がり、その活動を活発化させている。しかも彼らは今、車内を“静かに”、“快適に”するための“新部材”までも手にしたという…。

彼らが手にした“新部材”とは、ラトビア共和国生まれの「サイレントコート」という注目ブランドの精鋭アイテム。

このニューブランドが日本上陸を果たしたこの機会に、『車内空間の魔術師』とはどのような存在なのか、そして「サイレントコート」のストロングポイントまでを、これまで2週にわたって解説してきた。今回はそれに引き続き、「サイレントコート」が擁するアイテムの詳細解説の後編をお届けする。

■「防音・断熱材」は2タイプ、計4部材がラインナップ。

さて、前回の記事で、「サイレントコート」は3タイプの部材を擁していると説明した。1つ目が「制振材」、2つ目が「防音・断熱材」、そして3つ目が「吸音材」だ。そして1つ目の「制振材」について、その詳細を解説した。

今週は、残りの2つについての具体的な内容を紹介していく。

まずは、「防音・断熱材」について見ていこう。

用意されている「防音・断熱材」は2タイプ。1つが、発泡ポリエチレン製で、もう1つがラバーベースの発泡体からなる製品だ。それぞれで、厚みの異なる2製品がラインナップされている。

発泡ポリエチレン製の「防音・断熱材」には、『SC-NI4-2.625』と、『SC-NI8-1.875』の2モデルがあり、前者が厚み4mm、後者が厚み8mmとなっている。

一方、ラバーベースの「防音・断熱材」には、『SC-NI6-2.7』と『SC-NI10-1.8』の2モデルがあり、前者が厚み6mm、後者が同10mm。ちなみに品番中の“NI”とは、“ノイズ・アイソレーター”の頭文字だ。

4アイテムとも、250Hz以上の中・高周波ノイズや、熱を遮断する効果を発揮する。そしてそれぞれ耐熱性、耐水性が高い。耐熱温度は-40度から100度まで。であるので、ドア内部はもちろん、トランク周り、フロア、ホイールアーチ等々、水の侵入の有り得る場所や、高温になりがちな場所でも安心して使える。

ちなみに、ラバーベースの「防音・断熱材」のほうが価格は高めだ。比重も重く、効果もこちらのほうが高い。実際の施工時には、効果、重量、厚み、さらには予算までもを鑑みて、各部材が使い分けられることとなる。

■「吸音材」は1タイプ3種類で構成される。

一方「吸音材」は、3種類が用意されている。こちらは素材そのものはすべて共通。特別な生産方法による、独自ポリウレタンフォーム素材でできている。

しかしながら、厚みと表面加工方法が、それぞれで異なっている。もっとも薄いのが『SC-SA7-2.7』。こちらは厚みが7mmで、表面はフラットだ。

厚みが中間のタイプが『SC-SA15-1.2』で、こちらは厚みが15mm。表面はウェーブ形状をしている。

そしてもう1つが『SC-SA35-0.6』。こちらは厚みが35mm、表面のウェーブ形状も、波の突起が大きくなっている。なお、それぞれの品番中にある“SA”とは、“サウンド・アブソーバー”の頭文字だ。

これらはすべて、反響音や機械的な接触ノイズを吸収でき、さらには断熱効果も発揮する。耐熱温度は-30度から100度まで。であるのでこちらも、車内の多くの場所で使用が可能だ。

施工の際には、空間の容積によって使い分けられる。基本的には、空間を埋めるようにして使われる。そうすることで、施工箇所の反響を防いでいくのだ。例えば、ドアの内張りパネル内のように空間が大きめの場所には厚手の部材が用いられ、ルーフのパネル内部のように空間が狭い場所には、薄手の部材が向いている。

また、ガタツキを防止すべく、パネルと鉄板の接触部分に挟んで使っても効果を発揮する。

なお、当「吸音材」は、音響パーツとしても使用できる。スピーカーボックス内に適宜入れ込み、ボックス内のエアサスペンションの効き具合をコントロールするのに使われたり、ドア内部で、スピーカーの背面から放たれる音エネルギーの吸収にも使用可能だ。『車内空間の魔術師』たちにより、さまざまな局面で使われることだろう。

■部位ごとで、部材の組み合わせを変え、効果をコントロール!

「サイレントコート」の「制振材」、「防音・断熱材」、「吸音材」のそれぞれは、各施工部位ごとで、複合的に用いられることとなる。その際、部材ごとで種類が豊富なので、組み合わせのパターンが多岐にわたってくる。『車内空間の魔術師』たちは、ケースバイケースで組み合わせを換え、都度、効果をコントロールする。

例えばフロアへの施工では、「制振材」と「遮音・断熱材」の組み合わせが基本形となる。「制振材」で鉄板の共振を止め低周波をカットし、「遮音・断熱材」で、路面からのノイズがカットされる。「制振材」は厚めのものがチョイスされることが多くなりなりそうだ。フロアは振動しがちな部位であるから、予算が許す限り、きっちりと制振していきたい。

また、ボンネットでは、「制振材」と「吸音材」の組み合わせが基本形となる(フードインシュレーター装着車に限る)。

さて、車内を“静かに”、“快適に”したいと思ったら、お近くの『車内空間の魔術師』を探してみよう。彼らがどこにいるかについては、『車内空間の魔術師』のHPで確認できる。

リスニングルームとしても、リビングルームとしても、車内は静かであったほうが居心地が良い。そう考えるならば、『車内空間の魔術師』の力を借りるべし。

「愛車を静かで快適な乗り物に」変えてくれるプロ『車内空間の魔術師』が、新部材を手に入れた!? Part 3

《太田祥三》

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