西武40000系がキッズデザイン賞の最優秀賞を受賞…鉄道車両初、「子供目線」の設備を評価

鉄道 企業動向
西武の有料座席指定列車「S-TRAIN」に運用されている西武40000系。クロスシートとロングシートの双方に転換できるデュアルシートが目立つが、子供や子供連れの家族に配慮した各種設備が、キッズデザイン賞の最優秀賞に輝く要因となった。
西武の有料座席指定列車「S-TRAIN」に運用されている西武40000系。クロスシートとロングシートの双方に転換できるデュアルシートが目立つが、子供や子供連れの家族に配慮した各種設備が、キッズデザイン賞の最優秀賞に輝く要因となった。 全 2 枚 拡大写真

西武鉄道(西武)と川崎重工業は9月25日、西武40000系が第11回キッズデザイン賞の最優秀賞である「内閣総理大臣賞」を受賞したと発表した。鉄道車両としては初の受賞となる。

キッズデザイン賞は、「次世代を担う子どもたちの健やかな成長発達につながる社会環境の創出のために、さまざまな企業・団体が業種を超えて集い合うNPO」である、キッズデザイン協議会が2006年からスタートさせた顕彰制度。

同賞は、「子どもへの配慮、子ども目線を持った良質な製品・空間・サービス・プログラム・調査研究活動などを幅広く顕彰する」というもので、子供向けの製品・サービスに留まらず、大人や一般向けに開発された「子供目線」の商品や施設、プログラム、調査研究も顕彰の対象に入る。

今回、受賞した西武40000系は、「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトに、今年3月25日にデビュー。車椅子やベビーカー利用者などに配慮した快適な空間である「パートナーゾーン」、おむつ交換シートを備えたトイレ、空気清浄機といった、子供や子供連れ家族に配慮した車内設備が評価された。

この受賞を記念して、遊園地のとしまえん(東京都練馬区)では、9月30日に登場する「チャレンジトレイン」(西武40000系を模したミニ電車)で、10月14日には駅ナカ・コンビニのトモニーで、受賞記念ステッカーを在庫終了まで配布するほか、9月30日から12月頃までは、「チャレンジトレイン」に受賞記念ヘッドマークを掲出する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る