北海道標津町の転車台でC11形蒸気機関車を公開…自走、汽笛吹鳴、煙出しも可能 10月8日

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C11 224と標津線転車台保存会の皆さん。公開されるC11 224は、電動で自走できるように改造された。
C11 224と標津線転車台保存会の皆さん。公開されるC11 224は、電動で自走できるように改造された。 全 1 枚 拡大写真

北海道の標津(しべつ)転車台保存会は10月8日、旧JR北海道標津線根室標津駅跡地(北海道標津郡標津町)で、標津駅跡転車台公開イベントを開催する。開催時間は12時から15時30分まで。

このイベントは、1989年4月に廃止されたJR北海道標津線(標茶~根室標津間69.4km、中標津~厚床間47.5km)が、1937年10月に全通してから今年で80周年を迎えることを記念して開催されるもの。

標津線では、1975年までC11形蒸気機関車けん引の貨物列車が運行されていたが、その名残として、224号機(C11 224)が標津町内の公園に保存されていた。

幸いなことに、そこから約200mほど離れた旧根室標津駅付近には、機関車の方向転換に使われていた「ターンテーブル」と呼ばれる転車台が残っていたことから、標津転車台保存会では、C11 224を元の転車台に戻して展示するためのインターネット募金(クラウドファンディング)を募り、総額111万5400円の支援を受けた。

そして、8月6日にはC11 224を転車台へ通じる引込線へ移設し、8月27日には転車台に乗せる試験を行なった。C11 224には、自走できるようにモーターが取り付けられており、汽笛吹鳴や煙出しも可能となっている。

イベント当日は、12時30分からC11 224を転車台へ移動させ、人力による転車台の回転やC11 224の運転体験、信号旗降り体験などを行なう。また、イベント終了後には、C11 224の運転台を含む撮影会なども開催される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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