JXTGエネルギー、室蘭製油所での石油製品の生産を停止

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JXTGエネルギーは、2019年3月末で室蘭製造所での石油製品、石油化学製品の生産を停止すると発表した。

室蘭製造所は2019年4月から北海道を中心とした石油製品の物流拠点(出荷基地)として事業を再構築する。

国内石油製品の構造的な需要減退やアジアを中心とした国際競争激化など、石油業界を取り巻く環境が厳しさを増している。JXエネルギーと東燃ゼネラルは今年4月に経営統合したことで、国内16カ所に製油所・製造所を持つ。

統合以降、安全・安定操業と安定供給を前提に競争力強化を図るため、製油所・製造所の最適生産・供給体制を検討してきた結果、今回、室蘭製造所の生産停止が効率的と判断した。

室蘭製造所は1956年に稼働した。ピークだった1999年には日産19万6000バレルの原油処理能力があった。

室蘭製造所は、2014年に原油処理を停止してから石油化学製品を中心とした生産拠点として高機能化・高付加価値化を追求してきた。同時に、石油製品の重要な物流拠点として灯油をはじめとする石油製品の安定供給を図ってきた。

生産停止後、石油製品を受入・備蓄・出荷する室蘭事務所として運営する。今後、備蓄タンクの能力増強を行うなど、北海道を中心とした石油製品の安定供給に向け体制を整えるとしている。

《レスポンス編集部》

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