【福祉機器展2017】一人一人が歩けることの尊さ…ホンダ歩行アシストを体験

自動車 ニューモデル モビリティ
一人一人が歩けることの尊さ。ホンダ歩行アシストを体験(福祉機器展2017)
一人一人が歩けることの尊さ。ホンダ歩行アシストを体験(福祉機器展2017) 全 9 枚 拡大写真
国際福祉機器展2017では、自動車メーカー各社も福祉車両を出展する中、ホンダのブースでは歩行アシストの体験ができるコーナーが設けられていた。

「移動の喜びを一人ひとりに」をスローガンに掲げるホンダのブースでは、話題のニューモデル『N-BOX』の、来春発売予定とされる車いす仕様車はじめ、人気車種をベースにした福祉車両も展開されたが、二足歩行ロボット『ASIMO』などで培った技術が注がれ、すでに実用が始まっている「歩行アシスト」の体験コーナーが設けられていたので、体験してみることにした。

ウエストポーチくらいのユニットを腰に巻き、脚にベルトで固定すれば準備完了だ。「倒立振子モデル」に基づいた、効率的な歩行をサポートするこのシステム。歩行時の股関節の動きを左右のモーターに内蔵された、角度センサーで検知し、コンピューターがモーターを駆動させる。

最初数歩はあまり感じないものの、そののちに、明確に足が軽くなるのがわかった。「最初数歩でどのようなテンポで歩いているかを検知しています。足をあげる角度、前に進むタイミングなどを直ちに判断。歩行の補助をします」と案内担当者は話す。

「しかしながら、そもそも運動したり。作業をサポートしたりということはあまりこのマシンの想定するところではありません。麻痺などの症状で歩けなくなってしまった人が、リハビリテーションの中で、歩行の勘を取り戻していく際など、このマシンを利用します。昔は一歩一歩患者さんの足を手で持ち上げて押したりしていました。それをサポートするものです。すでに全国で200台ほどが活躍しています」

訓練の状況を可視化できる計測機能なども備わっている。シンプルな構成と扱いやすい機構を実現したのはホンダ独自の薄型モーターあってのもの。ホンダというと自動車メーカーゆえに「移動の喜びを一人ひとりに」といった場合、クルマの使い勝手や、福祉車両に意識が行きがちだが、様々な研究の中から生まれた技術で、まず「一人ひとり」が歩き、自ら動けるようになることを目指しサポートする。確かにこれも重要な社会的役割と言えるかもしれない。

体験コーナーで順番を待つ列は常に途切れることのがなかった。このシステムは法人向けにリース販売される。

《中込健太郎》

この記事の写真

/

ピックアップ

Swipe

Next
/article/2017/09/28/300342.html/article/2017/09/28/300341.html/article/2017/09/28/300343.html