JR東海の乗務員養成施設、再び公開…救援併結作業は初めての公開 10月28・29日

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総合研修センターで行われている「救援併結作業」の訓練。この様子が初めて公開される。
総合研修センターで行われている「救援併結作業」の訓練。この様子が初めて公開される。 全 4 枚 拡大写真

JR東海ツアーズなど旅行各社は、JR東海の総合研修センター(静岡県三島市)を見学・体験するツアーの参加者を募集している。実施日は10月28・29日の計2日。

総合研修センターは、JR東海の乗務員養成施設。従来は名古屋市と三島市の2カ所にあった研修施設を統合する形で2011年9月に開所した。

JR東海は発足30周年記念企画の一環として、業務施設を一般に公開して日々の業務を体験してもらうイベントを各地で実施している。総合研修センターも今年8月に初めて公開され、運転士・車掌の業務体験などが行われた。これが好評だったこともあり、総合研修センターの見学・体験ツアーが企画された。

このツアーでは、新幹線と在来線の研修体験を実施。新幹線は運転シミュレーターを使った模擬訓練の見学、故障した電車の編成に救援用の電車を連結する「救援併結作業」の訓練の見学などを行う。このうち救援併結作業は初めての公開になるという。在来線の体験研修は、運転シミュレーターの操作体験などを行う。

このほか、保守用車の見学なども実施。昼食は初公開となる社員食堂で新幹線の弁当を食べる。ツアーの最後では「修了式」を行い、「研修修了証」を参加者にプレゼントする。

見学・体験ツアーの参加は、子供(4歳~中学生)とその保護者(20歳以上の大人)の同伴が条件。JR東海ツアーズのほか、JTBやクラブツーリズム、阪急交通社も発売する。総合研修センターの見学・体験と別の観光地の観光をセットにした日帰りだが、クラブツーリズムは宿泊プランも用意している。

申込み締切は出発日の14日前だが、定員に達した時点で発売を終了する。旅行代金(JR東海ツアーズ)は東京発着・日帰りプランの場合、大人1万4800円・子供1万800円。JR東海の東京広報室は、定員到達までにはまだ余裕がある(10月2日時点)としており、「今後のツアーの設定の予定もなく、とても貴重な機会」と呼びかけている。

《草町義和》

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