三菱電機など6社、ダイナミックマップ構築に向けた大規模実証実験の実施・管理を受託

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ダイナミックマップのデータ製作範囲
ダイナミックマップのデータ製作範囲 全 3 枚 拡大写真

三菱電機、アイサンテクノロジー、インクリメントP、ゼンリン、トヨタマップマスター、パスコの6社は、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システム/大規模実証実験」のうち、「ダイナミックマップの試作・整備及びセンター機能や更新手法等の確立」および、「大規模実証実験の実施・管理」を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より受託したと発表した。

2020年 東京五輪に向けて、日本の優れた最先端技術等によるイノベーションを世界に発信できるよう、自動走行システムについても、実用化の加速が重要となっている。昨年度、6社は、内閣府SIP自動走行システムの施策にて、ダイナミックマップ構築のためのデータ構造を検討し、データ試作にて、必要な要件や解決すべき課題等を明確にした。

今回受託した実証実験では、静的高精度3D地図データの仕様・精度の検証、準静的・準動的データの生成・更新・配信システムの検証および、動的情報と車載機に配信されたダイナミックマップデータとの車載機上での紐付けの検証を実施。ダイナミックマップの実用化に向けた最終仕様の確認・合意や、ダイナミックマップの国際標準化・デファクト化の推進、ダイナミックマップ活用に関する研究開発・アプリケーション開発の促進を目指す。

実証実験には、自動車メーカーや大学・研究機関等も参加し、公道の実交通環境下においてダイナミックマップの技術検証を実施。加えて、将来の実用化に向けた技術面、運用面、制度面等での具体的課題を抽出するとともに、海外自動車メーカーにも参加を促し、国際連携・協調の推進等も図りたいとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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