米国新車販売1.8%減、SUVは4.4%増 2017年1-9月

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民間調査会社のオートデータ社は10月3日、2017年1~9月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は1287万4473台。前年同期比は1.8%減だった。このうち、SUVなどのライトトラックは、4.4%増の801万9834台と、前年実績を上回った。

首位のGMは219万3698台を販売。前年同期比は0.8%減だった。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、17.2%減の14万1162台と、大幅なマイナス。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』も、前年同期比1.6%減の41万8590台にとどまる。小型車の『クルーズ』は、8.1%増の14万9234台と、好調な販売が続く。

2位のフォードモーターは192万4387台を販売。前年同期比は2.7%減だった。主力中型セダンの『フュージョン』が、24.1%減の15万9742台と、大幅に減少。主力SUVの『エスケープ』も、0.4%減の23万3878台と後退する。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、10.6%増の65万8636台と好調。

3位のトヨタは1~9月、183万1479台を販売。前年同期比は0.5%増だった。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、5%減の28万2507台。『カローラ』も8.2%減の26万5273台と減少する。『RAV4』は31万2230台で、前年同期比は19.9%増と2桁のプラス。

4位はFCA US(旧クライスラーグループ)。1~9月の販売台数は157万9138台で、前年同期比は7.9%減。大型ピックアップトラックの『ラム』が、4%増の37万4901台と牽引。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、8万6342台と良好な立ち上がり。

5位はホンダで、1~9月は123万1603台を販売。前年同期比は0.3%増と、わずかに前年実績を上回った。主力車の中では、『アコード』が25万0802台にとどまり、前年同期比は3%減。『CR‐V』は新型投入により28万0933台を売り上げ、前年同期比は6.6%増と好調。『シビック』は0.2%増の28万4380台を販売した。

6位は日産。1~9月は119万6241台を販売。前年同期比は1.1%増だった。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が19万9861台を販売。前年同期比は17.5%減と、2桁減。『セントラ』は、2.2%減の16万5711台。主力SUVの『ローグ』は、29万6927台。改良新型モデルの発売により、前年同期比は22.9%増と、大きく伸びている。

《森脇稔》

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