AIがドライバーの運転安全性を判断、NTTコミュニケーションズが技術を開発

自動車 テクノロジー 安全
一時停止すべきことを指定する道路標識など
一時停止すべきことを指定する道路標識など 全 1 枚 拡大写真

NTTコミュニケーションズは、日本カーソリューションズ(NCS)とAI(人工知能)技術「ディープラーニング」を活用して運転の安全性を自動検知することに成功した。両社が3日発表した。

NCSは、カーリースを契約している企業に安全運転促進のための自動車IoTツールとして「NCSドライブドクター」を提供している。このサービスのオプションである「NCS交通安全プログラム」の映像解析サービスでは、専任スタッフが車載器に記録された映像ビッグデータの中から、「交通違反につながるヒヤリハット」などさまざまな危険運転シーンを抽出し分類している。

今回のデータ解析に関する実験ではAI技術による物体検出アルゴリズムを用いて「NCS交通安全プログラム」の映像解析サービスで利用中のドライブレコーダーの録画映像から、道路標識などにより一時停止すべきことが指定されている場所で、一時停止しなかった事象を検知対象に設定した。

このアルゴリズムを用いて約2000件の映像の中から一時停止しなかった事象と判断された映像を抽出したところ、96%という実用可能な精度で検知することに成功した。これにより、ドライブレコーダーから危険運転を自動検知し、運転手の意識向上や事故軽減など安全運転の実現に寄与するとしている。

NTTコミュニケーションズは実験で確立したアルゴリズムを車両向けAI/IoTソリューションとして提供していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  3. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  4. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  5. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る