グッドイヤー、芝刈り機向けエアレスタイヤを発表…乗用車向け製品開発の一環

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グッドイヤーが開発したエアレス・ターフタイヤ
グッドイヤーが開発したエアレス・ターフタイヤ 全 4 枚 拡大写真

グッドイヤーは、商用芝刈り機向けに非空気式のエアレス・ターフタイヤを開発したと発表した。

エアレス・ターフタイヤの技術は、乗用車や商用車向けにグッドイヤーが進めるメンテナンスフリー技術の開発戦略の一環として実現したもの。同タイヤは、Bad Boy Mowers社が2018年初めに発売を予定している商用芝刈り機プレミアムモデルのアップグレードオプション用として提供される。

今回開発したエアレス・ターフタイヤは、熱可塑性連結構造を採用。重負荷に耐える剛性と柔軟性を併せ持つもので、スムーズな乗り心地を実現すると同時に芝の刈取り片も最小限に抑えることができる。

グッドイヤーのチーフテクノロジーオフィサーを務めるChristopher Helsel氏は、「車の自動化が進む中、低メンテナンス長寿命タイヤの需要は今後も拡大するだろう。メンテナンスフリーの乗用車用タイヤを発売するにはその前に解決しなければいけない性能的・経済的な問題はまだあるが、当社はその実現にむけて技術の開発に日々取り組んでいる」と語っている。

グッドイヤーは、NASAによるアポロ月面車用タイヤ開発に参加した1970年代から非空気式タイヤ技術の開発に取り組んでおり、近年では、将来の火星でのミッションで使用するタイヤ開発も行ってきた。

《纐纈敏也@DAYS》

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