高校生が銚子電鉄デハ801を修復…10月7日からオリジナルの姿で公開も

鉄道 企業動向
外川駅で留置されているデハ801。10月7日14時からオリジナル状態での公開が始まり、翌日以降は、平日が9時から15時まで、土休日が9時から16時30分まで公開。ただし、修復作業期間の10月24日から11月4日までは公開が中止される。
外川駅で留置されているデハ801。10月7日14時からオリジナル状態での公開が始まり、翌日以降は、平日が9時から15時まで、土休日が9時から16時30分まで公開。ただし、修復作業期間の10月24日から11月4日までは公開が中止される。 全 2 枚 拡大写真

千葉県銚子市の銚子駅と外川(とかわ)駅を結ぶ銚子電気鉄道(銚子電鉄)は10月5日、外川駅に留置されているデハ800形801号(デハ801)を修復することを明らかにした。

デハ801は、1950年に帝国車輌製造で製造され、愛媛県の伊予鉄道で使われていた。銚子電鉄へ移ったのは1985年のことで、1986年以降、主力車両として活躍していたが、2010年に営業運行から離脱。その後は、架線点検車として使われ、2015年からは、昭和の日用品や玩具などを置いた「昭和ノスタルジー館」として外川駅で展示されるようになった。

しかし、同車は製造から70年近くが経過していることから、車体に穴が開くほどの腐食が進行している。そこで、「あのデハ801を現役当時の往年の姿に戻したい!」と願う千葉県立銚子商業高等学校の生徒たちが、同校の「銚商夢市場プロジェクト」の一環として、デハ801の修復に乗り出すことになった。

修復に際しては、千葉市の塗料開発メーカーや塗装会社の協力を仰ぐことになっており、作業は10月24日から11月4日まで行なわれる。完成は11月5日を予定している。

現在、デハ801の車内は「昭和ノスタルジー館」としての施設がすべて撤去され、オリジナルの姿が10月7日14時から無料で公開されることになっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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