【F1 日本GP】予選でのコースレコード更新、決勝も速くなったが更新ならず

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ボッタス(8日、F1日本GP) (c) Getty Images
ボッタス(8日、F1日本GP) (c) Getty Images 全 3 枚 拡大写真

車速が早くなった2017年のF1。日本GPでは、鈴鹿サーキット(三重県)のコースレコードが更新されるか、事前の期待、あるいは注目度が高まっていた。まず予選でのコースレコードは、7日にルイス・ハミルトン(メルセデス)が更新した。

ハミルトンの記録は1分27秒319。従来記録は、2006年日本GP予選でミハエル・シューマッハ(当時フェラーリ)が記録した1分28秒954 だった。11年ぶりの更新である。安全性の向上のため、F1の速度は数年来抑えられてきたが、また上昇に転じている。2017年の予選では6人がシューマッハを上回った。

そして8日の決勝。決勝レースでのコースレコードは、予選の記録のさらに前年、2005年日本GPでキミ・ライコネン(当時マクラーレン)が記録した1分31秒540だ。

2017年日本GPでのファステストラップは、バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)の1分33秒144で、記録更新ならず。記録更新はならなかったが、2016年のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)によるファステストラップ1分35秒118からは、2秒近く縮まった。縮小の時間の幅でいうと、予選の記録より大きい。

ボッタスのゴール順は4位、ベッテルも4位だった。ボッタスは予選でもセカンドファステスト1分27秒651を記録している。決勝のセカンドファステストは、記録保持者のライコネン(フェラーリ)が今年は1分33秒175をマークし、着順は5位。

ポールから優勝したハミルトンのファステストラップは1分33秒780で、ラップの速さでは6位だった。2016年優勝のニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のファステストラップは1分36秒049で、ラップの速さでは5位だった。ウィナーのラップタイムも1秒以上縮まっている。

《高木啓》

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