3008 に 5008 も…最新SUVの登場で個性派揃い、最新プジョーの魅力とは?

自動車 ニューモデル 新型車
PR
3008 に 5008 も…最新SUVの登場で個性派揃い、最新プジョーの魅力とは?
3008 に 5008 も…最新SUVの登場で個性派揃い、最新プジョーの魅力とは? 全 32 枚 拡大写真

今選べる最新プジョーは6車種29モデル

長い経験を持つディーゼルエンジンや3桁数字のホットハッチに加え、近年プジョーはSUVにも力を入れている。すでに日本で販売している『2008』や『3008』に加え、『5008』の導入も発表した。これにより今、選べる最新のプジョーラインアップは6車種29モデルにものぼる。

プジョーの魅力はもちろんラインナップの豊富さのみにとどまらない。フランスならではのファッショナブルな部分もしっかり備えている。斜めに塗り分けた大胆な2トーンカラー、クープ・フランシュはその象徴だし、多彩な素材をセンスよく組み合わせたインテリアにも惹かれる。

パノラミックルーフがもたらす明るいキャビンを含めて、クルマのあるライフスタイルを楽しく過ごしてもらおうという気持ちが伝わってくる。

お家芸のハッチバック…プジョー208/308
プジョー 208(上)とプジョー308(下)
プジョーの主力となっているのは昔も今も、手頃なサイズのハッチバックだ。1983年に発表された205から続く200番台は、フランス国内のベストセラー争いの常連だ。その上に位置する300番台もまた、このクラスのメジャープレーヤーの1台となっている。

人気の理由はやはり、スポーティかつファッショナブルなデザインと、スペックを超えた走りの楽しさにあるだろう。フランス車ならではの感性豊かなクルマづくりが魅力の源泉になっていることは間違いない。

そのキャラクターは、もちろん最新型となる『208』と『308』にも受け継がれている。そのうえで最新型の2台は、小径ステアリングとその奥に展開するメーターからなる「i-Cockpit」により新鮮なドライビング感覚をもたらすとともに、メカニズムでは新世代のダウンサイジングターボエンジンと6速ATという最新スペックを身につけている。

さらに308ではプジョーが長い経験を持つクリーンディーゼルも用意。日本向けにも1.6リットルと2リットルの2つのエンジンを設定している。このうち2リットルにはGTのグレード名が与えられる。ディーゼルを高性能グレードとするという考えもまた経験を感じる。
プジョー 308GTi
プジョーといえばホットハッチ「GTi」も忘れるわけにはいかない。208は標準型のほかプジョースポールがチューニングを担当した車種も用意。308は「GTi byプジョースポール」だけで、最高出力やシャシーの違いによって250と270を選ぶことができる。軽快な身のこなしと粘り強いグリップ感、高性能車らしからぬ乗り心地は、猫足というフレーズがぴったりだ。

プジョーを牽引する旗艦モデル…508セダン/ステーションワゴン
プジョー 508
最近パリを訪れるたびに感じるのはプジョーのフラッグシップ、『508』の数の多さだ。特に黒塗りのセダンが目立つ。VIPの移動空間として根強い人気を獲得していることが分かる。

もともとプジョーはフランスのブランドとしては珍しく、3ボックスの4ドアセダンをラインナップに用意していた。しかも経済性に優れるディーゼルエンジンの投入も早かった。こうしたクルマづくりが、政治家や企業経営者などから注目されているのだろう。

フランス車らしいセンスの良さを漂わせながら、しかるべき場面でも違和感のない落ち着きを漂わせる。数あるフランス車の中で、こうしたシーンにもっとも似合うのはやはり508だという印象を抱く。
プジョー 508
そんな508、プジョーらしく走りの面でも注目すべき存在だ。エンジンは最大トルク400Nmを発生する2リットルディーゼルターボ。その高性能にふさわしくGTを名乗る。しかもエンジンに合わせてシャシーもハイスペックとなっている。

中でも注目は、GTのフロントサスペンションが、ダブルウィッシュボーン式ということだろう。おかげでハイパワー、ビッグトルクならではの強力な加速を楽しみながら、安定したハンドリングと重厚な乗り心地を堪能することができる。

ここまでセダンを中心に書いてきたが、508と言えばワゴンのSWも忘れるわけにはいかない。ルーフいっぱいに広がるパノラミックルーフから光を浴びながら、はるか彼方を目指す。そんなシーンにはこのフラッグシップワゴンがお似合いだ。

SUVブランドとして生まれ変わった新生…プジョー3008/2008
プジョー 3008(左)とプジョー2008(右)
今年はSUVで攻める。プジョー・シトロエン・ジャポンがそう表明したのは2017年4月、新型『3008』発表の場だった。この戦略に先立ち、2016年に発表されたのが現行『2008』だった。2013年の東京モーターショーに合わせて日本に上陸した2008は、当初は208をベースとしたクロスオーバーモデルという位置付けだった。それが昨年の進化でSUVへと脱皮を果たした。

顔つきは力強くなり、バリエーションにはアリュールに加え、オフロード用モードセレクターたるグリップコントロールと4シーズンタイヤを組み合わせたGTラインを用意した。パワートレインも1.2リットル3気筒ターボと6速ATのコンビという今風のスペックになった。
プジョー 3008
続いて登場した3008も、プジョーのSUVラインナップの中核を担うにふさわしい内容だ。ヘッドランプはキリッとした目付きになり、サイドは張り出したフェンダーでSUVらしさを強調。しかも上下2本のシルバーのモールが落ち着きももたらしている。

ドライバーを囲むようなインパネ、センターのトグルスイッチなどの個性を受け継ぎ、2008と同じi-Cockpitを融合したインテリアともども、プレミアムという言葉が似合う仕立てになっている。

エンジンは1.6リットル4気筒ガソリンターボと2リットル4気筒のディーゼルターボを設定している。ガソリン車のGTラインとディーゼル車のGTにはアドバンストグリップコントロールを装備。筆者の体験では4WDはいらないと思うほどの走破性を発揮する。フランスらしい合理主義が育んだSUVだ。

待望の第3弾はミニバンから3列シートSUVに…プジョー5008
プジョー 5008
9月25日に発表されたばかりの5008は、プジョーのSUVとしては初めての3列シート7人乗りSUVだ。近年欧米では、生活感が強いミニバンに代わるスポーティでアクティブな車種として、3列シートSUVが注目されはじめている。プジョーはこのトレンドをいち早く取り込んだというわけだ。

デザインは3008と共通部分が多く、ボディサイズも全幅や全高は同等レべルであるものの、ホイールベースを165mm、全長を190mm 長くすることで3列シートを実現している。スタイリングもルーフが長く後方まで伸び、リアゲートの角度は垂直に近くなっている。

バランスを崩さずに長いキャビンを実現したデザイン力はたいしたものだ。全長が4640mmと短めに抑えられているところも好感が持てる。2列目シートは3座が独立したセパレートタイプで、それぞれ15cmの前後スライドと5段階のリクライニングが可能。荷室容量は5名乗車時では762リットルを実現しており、2列目シートを畳んだ2名乗車では1862リットルもの容量を得られる。

また助手席まで倒せば約3.2mの長尺物を載せることさえ可能。3列目の2座は取り外すこともできる。実用性にもこだわるプジョーらしさが発揮されているインテリアだ。

エンジンは3008と共通で、1.6リットルガソリンターボと2リットルディーゼルターボが、6速ATとの組み合わせで用意される。いずれも前輪駆動だが、ディーゼルエンジンの「5008 GT」には「3008 GT」同様、5つのモードを持つアドバンストグリップコントロールを搭載。マッド&スノーのオールシーズンタイヤと合わせて、7人乗りとは思えない走破性を発揮してくれることだろう。
プジョー 5008
森口将之|モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト
1962年東京都生まれ。自動車専門誌の編集部を経て1993年に独立。雑誌、インターネット、ラジオなどで活動。ヨーロッパ車、なかでもフランス車を得 意とし、カテゴリーではコンパクトカーや商用車など生活に根づいた車種を好む。趣味の乗り物である旧車の解説や試乗も多く担当する。また自動車以外の交通 事情やまちづくりなども精力的に取材。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る