三菱 デリカD:5 がついにモデルチェンジへ…10年超のロングセラー

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三菱 デリカD:5 がいよいよフルモデルチェンジを迎える(写真は現行型)
三菱 デリカD:5 がいよいよフルモデルチェンジを迎える(写真は現行型) 全 8 枚 拡大写真

三菱自動車は、今年販売10周年を迎えたロングセラー車種『デリカD:5』を、フルモデルチェンジする計画を明らかにした。18日に開かれた中期経営計画発表会で語られたもので、2019年度までの3年で11車種の継続的なモデルチェンジを計画、うち日本市場向けにはデリカD:5と軽自動車の新型が投入されるという。

会見の冒頭で益子修社長は「信頼の回復が第一。これなくして成長はない」と語り、三菱の強みを活かした商品づくりとその刷新を戦略のひとつとして位置づけているとした。日本での戦略としては新規車種『エクリプスクロス』の投入、フルモデルチェンジ車種の投入、ブランドロイヤリティの改善、電動ドライブステーションの展開加速などにより2019年には2016年比で販売台数を38%増、11万台とする計画を発表した。この3年以内に登場する新型デリカ D:5は、その中核を担うことになる。

デリカD:5は3列シートをもつミニバンながら、『パジェロ』ゆずりの四輪駆動システムを搭載し、走破性の高さと他メーカーにはない押し出しの強いデザインが好評を得ている。熱狂的なファンも多く、2007年の現行モデル発売から10年が経った今も、改良や特別仕様などを加えながら月販平均1000台近くを売るロングセラー車種となっている。

益子社長は三菱の強みについて「これまでにないクルマを作ること」と話したが、デリカ D:5はまさに唯一無二の商品力をもって三菱の販売を支えてきた立役者といえるだろう。

発売時期や仕様の詳細などは明かされていないが、「これから発売する車種は、日産とのアライアンス以前から開発していたもの」(益子社長)ということなので、三菱独自の四輪駆動技術やオリジナリティはしっかりと継承されると見て良いだろう。デリカファンは今後の情報に要注目だ。

《宮崎壮人》

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